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【802節:映画】機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:★★★★ [映画(さ]


鑑賞記:仮)二世(こども)たちの憂鬱



監督:村瀬修功
制作:サンライズ
配給:
(一般的なという形容詞つきで)これだけ多様化した世界に於いて
「共通の話題」と云えば筆頭はやはり自分の心に棲む親の存在感に関する話題と思う。
いま生きている人間にとって、親と生を共有し影響が受けた人が殆どであり、
それが自分のドグマ(核・考え方・判断の材料)と成っている。
・・そう、本編の話題となる映画を観て、そしてこのブログを読もうとしている貴方も。
ガンダムの世界においてもあのアムロ・シャアでさえ
アムロの親→ガンダム(RX-78)を創った人
シャアに至っては、宇宙移民の建国の父
であり、また登場人物に限らず血を分けない関係においては
ガンダムの制作に関わるすべて人々の「おやじ」と云えば→「富野由悠季」
というわけで、ともかくも先人というものは現人に少なからず多くのもの
与え、遺す。
あ、映画のはなしだったね。
1.番伝えたいことは、「音」へのこだわり
(私は楽天地の一般的な劇場で見たのですが、それでも)
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飛びぬけて堪能できたのは、もちろん話・映像・音楽もよかったのですが
現実感に拘った音作りに魅了された。劇中目を閉じたくなるほどだったな。
例えばどんなだって?それは劇場で確かめて頂けているはず。
付け加えるならば徹頭徹尾<現実感に拘ること>が踏襲されている。
今はコロナで、世界旅行など不可能でそれが好きな方はご苦労されているとは
思うが、この映画は「旅行した満足感」も提供しているから
ガンダムに興味がない方でも、
旅行をしたいという方には一服の処方箋となるでしょう。
2.今回の掘り出し者
美樹本氏原案・pablo uchida氏渾身の、ギギ・アンダルシアについて(加筆後述)
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キッカからミライまで、ガンダムの女性たちは確固たる人格をもつことが、彼女たちの言葉から
分かるが、対して・・・
3.シオニズムの聖地らしき世界(中東)が舞台であることについて
原作を読後、間違いなければ本編に追加上梓します。
と、いまはこのくらいです。よんでくれてありがとう。
ともかく全世代・全クラスのファンが楽しめる作品です。
是非、劇場にてお楽しみください。ひとまず筆をおきます。
(校了


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【801節:映画】シン・エヴァンゲリオン劇場版:★★★ [映画(さ]

(本ブログは映画を鑑賞された方を対象としております。

  なお、以下のレビュー記事には本編の内容ほか結末に至るまで記載ありません。

  また、閲覧頂ける方は可能ならば、携帯等ではなく、PCをご利用いただきたいです。


鑑賞記:汝(なんじ)、己が見つめる者の「成る遑」を認めよ!


謎解きのヒントはcocologにあり。.jpg


前説1


前説2

追記分はコチラから(校了しました。閲覧される方は↑をご覧になってからご判断ください。)


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【799節:映画】すばらしき世界:★★★★☆ [映画(さ]

久々に骨太の邦画を観た。封切り当日に観るのも久々です。

会場は初日ということもあり、コロナ余裕度を確保するのが難しいほどであった。

(結末に触れないように執筆しました。


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監督:西川美和
制作:AOI Pro.


...ひとつのことばで表すと「寛容性」というものがこの国から失われつつある。

すべてのひとが勝手に<こうあるべきという人型>に己をはめ、そして悩み・苦しむ。


あ、映画の噺だったか?



1.人は<ある程度>人間を強くするが・・・


まずはこれを云わせてもらおうか!


「究極の孤人」を演じる役所の演技が凄まじい。

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地方各地から集まり、あるものは忙しく働き、そしてあるものは澱んでいく街「Tokyo」。

…私もその住人の端くれである。

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『どうしてここまで演れるんだ?このヒト九州の人だっけ?』

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と改めてWikipediaなど確認してみて合点がいく。




2.彗星と同じ頻度でしか現れない「光」に、どう向き合うか?


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3.<主人公らしき人>に寄り添うひとびとの群像劇


「自分の生き方」を一切まげないという生き方


・・は憧れでもあり。それは無理というものでもあり、しかしながら憧れる。


すべての人が「一本立木」だったら、どんなにかこの世はワクワクとした世界だろうか?

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ボン栽だらけのこの街にそれは許されないが。


それがよく解っている・・劇中本気となってしまう役者人たちがそれを教えてくれる。

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私は、(ひとり)はある程度人を強くすると云った。自分の経験がそれを云わせているが

今の私は独りではない。<本当に強いということは何なのか?>


それは、この作品を劇場でみた人が、「応え」を得ることができる

と思う。


(男が「女」を撮る映画は数あれど…


鑑賞記:わたしたちが変えられるのは、ほんのちょっと先にいる「未来の自分」だけ。

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…それも、独りでは叶わない。


是非、ご覧いただきたいです。


(校了です。ご覧いただき、有難うございました。

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【793節:映画】スター・ウォーズ8:★★★★★//☆ [映画(さ]

鑑賞記:映画の世界を生き抜いた女性(ひと)


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WARSとは「戦争の意」で、異なるイデオロギーの摩擦から生じる「力」が大衆を遠隔操作することで行う大規模集団殺戮行動(であった。)


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…あ、映画の話だったね。

1.「今」どこに敵はいる?
今となっては昔となる時代は、「テキ」も「ミカタ」も分かりやすかったね
アメリカ映画も、やれ対ソ連だとかやれ対ジャップだとかやり込めたい対象を簡単に特定できた
ので創りやすかったし、撮りやすかったと思う。つまりは映画きやすかった。
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2.打ち負かしただけでは、「勝利」とは言えない

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(xxxxってあげるってことに尽きるが、ネタバレ禁止でどう表現するか?)

3.散々この作品たちが云っていることは、たったのひとつ



『人には、力がある。』

っていうこと。

最初っから今まで、製作者が変わっても製造元が変わっても配給が変わっても
一貫して40年間それだけ。もはや年月からして「Dento」の域に到達したかな。

えっ?力ってなんのことかわからない?
それは、この映画を観た人ならば「感じられるはず」
では、またどこかの劇場で。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%80%E3%82%A4

校了




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【790節:映画】シン・ゴジラ:★★★★ [映画(さ]

鑑賞記:「半世紀を超えて私たちの胸に居座るゴジラとは何物か?」

シン・ゴジラを鑑賞。庵野総監督自身も自らの作品のリメイクで
シン・エヴァンゲリオン劇場版を過去描いている。果たして、シン・ゴジラのシンとは
如何なる漢字が当てはまるのであろうか?
そのような疑問を抱きつつ、あまり事前情報を入れずに映画館へ赴いた。
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(2016年のG:鑑賞後、レビュー前にオリジナルのゴジラを鑑賞したあと
 この文を書いています。)

1.ゴジラとは、「現実の脅威」の象徴

自然のもの・人工のものを問わず
一度、その姿を現し、そのものが現れると、私たち人間に
できることはそれが行う行為から避難をするだけが許されており、
そしてそれが静まり、どこかにいなくなるまで私たちは
「それがおこなうこと」をただ黙視するしかないもの・・
それは何?という問いに対して私たち人類は
いくつかの『答え』を云うことができる。

古来、竜巻は文字通り竜であった。
そして台風は風神の仕業とされた。
そして時は流れ、自然のものだけであったそのあるものとは
自然以外のもの、つまり人間(の行為)がその原因の一端を成すもの
が加えられることとなった。

2011年3月11日以降に、その答えが増えたことは
まだ記憶に新しいし、その後もいくつか増えている。
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私が生まれる10年以上前になるが
1954年に、ある作品がこの世に生まれた。「ゴジラ」である。

2.二ホンの(現在の)有様を、ゴジラを使って描く

映画の目的とは、人間と人間たちを描くことにある。
その説明のため、あるいは説法に集まってもらうために何を
用意するのかということになる。

例えば、怪獣やゾンビを出してもその表現だけでは観客は
飽きてしまうのである。その対象に反応する人間の有様を描く
ことで初めて観客は作品と同化を果たす。

この作品を劇場で見たとき、もちろんその場はほぼ緊張感に張りつめた
ものであったが、ときどき、笑いが起きていた。この笑いの対象は
もちろん日本に再来してくれたゴジラではなくて
それに反応する私たち日本人(の組織)に対するものであった。

どのような対象がくるにしろ、実は対処ができるのは
その準備ができているからである。
日本人は、古来より不規則かつ突発的に多くのあるものたちが来るため、
経験としてしみついており、その準備に余念がない。

台風・地震・津波が起きたときの人的被害が
諸外国と比べ押しなべて低いのは対応がいいのではなくて
すでに準備を終わらせているからである。

さて、ではなぜできているのかというと
それはやはり法治国家であるがゆえの法整備ができているということだろう。
国民から預かった税金をどのように(準備に)つかうのか?
それは会議を重ねに重ねた結果として(来る前に)決まっているのである。

私たちは、会議に参加していないので、こういう作品を観ると
つい会議を嗤ってしまいますが、それが始まる前に会議が終わっていること。
つまり終わらせた人たちがいることをこの作品は気がつかせてくれる。

(加筆)
ただし、製作者たちはこの『準備偏重主義のクニ』日本を諸手を挙げて歓迎している
のではない。昨今の脅威は、「ゴジラほどのらくろではない。」のである。
なので、本日も休日返上でどこかで会議は重ねていると思いますが…
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(加筆おわり)

3.60年経った今、改めてゴジラを描くこと

最初の問いに戻ろう。私が仲間内で話した中では「新」ではないかという
でも私は「真」を振りたい。SF好きの方ならば「幻魔大戦」という作品を
思い起こす人がいるのではないかな。

と思ったりもしたが実のところ・・・

「ゴジラ(を描くの)はつらいよ」

で「辛・ゴジラ」だったりして(笑)おあとがよろしいようで。ではまた。
(たーたららららーらー←男はつらいよのテーマのつもり。)
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コブタさん。買ってくださーい

『ワタクシ、生れも育ちも・・・(以下略)』

(校了:2016.8.21)


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