【806節:スポーツ】2022 beijing の灯(ともしび) [スポーツ]
【805節:スポーツ】2021 TOKYO 総括 [スポーツ]
【804節:スポーツ】2021Tokyo、真夏の白い歯 [スポーツ]
【791節:スポーツ】2016RIO閉幕 [スポーツ]
リオデジャネイロ・オリンピックが閉幕した。
本ブログでは何年越しの連載となろうか?
それでは、ナンバーの執筆陣諸兄、(もう、校了しているとは思うが)
お先に失礼。
オリンピックを観戦するときに湧き上がる感情を、どのように
文にすればいいのか筆が止まるときがある。ただ
『自分が(彼らと同じ)人間でよかったな。そしてこの時代(とき)に生を頂いて本当によかったな』
と心底から思うのみである。今回もその恩恵に与れることとなった。
観戦記:メダルとは、4年以上をかけて育まれる「憧れという名の実」
まずは、これを一番に云わせてもらおうか(ナショナリズム的だけど)
1.日本の指導(コーチ)陣の指導力は、『黄金時代』に到達せり。
選手にはメダルと称賛がある。しかし、その指導者たちは物質的にはなにもない。
それでも、選手と同じ歓喜や苦渋を共有し、ともに戦う。
日本のアスリートを育てる技術は、今回の結果から世界のトップに
肩を並べたといっていいだろう。これからは追われ追いつかれる立場となる。
しかし、国によっては2倍3倍のスピードで追いつこうとするだろうから、
歩みを緩めるわけにはいかない。
(恩返しの果たした方の好例。日本一の男泣きが、また我々を泣かせる。)
2.『2位(銀メダル)以下はいらない』という風潮に思うこと
…メダルを得た選手は、眼に涙を湛えながら泣くか笑うかだけしてほしい
(銀メダルの娘。口をへの字したメダリストは、見たくない。)
上の写真の表彰式の写真が気になった。
勝負事ですから、必ず結果はでる。その結果は潔く受けとめてほしい。
憮然な態度は、ひとつひとつのメダルを思いをこめて作ってくれた裏方の人々に失礼である。
(爽やかなメダリスト・スマイル♪このような笑顔をたくさん観たい。)
3.さぁ、TOKYOに、世界中のアスリートがやってくる
さて、4年後ですか?この感動が生まれる会場に、
都内のJR線・地下鉄のどれかに乗れば行ける日がくるとはね。
お金の問題・テロ防止や近海の世界情勢など懸念事項はあるけれど
この日本で行われる平和の祭典に何らかの形で参画したい。
また、同じ感情をこの東京で。ではまた4年後に。
(閉会式TV観戦後。2016.8.22)
【780節:スポーツ】2012ロンドン閉幕。 [スポーツ]
・・・このブログが始まって6年の歳月が流れた。
トリノ(2006)
ベイジン(2008)
バンクーバー(2010)
1.「初」
三歳からの恋は、それを見続けた先輩と後輩のちからによって成就された。
『いつあの人と一緒に走れなく日が来るのだろう。』そのときを引き伸ばすためだけにほかの選手は懸命に走り続けた。
(貴方が長年背負っていたキャプテンの重圧がわかりました。
またひとり、オリンピック名監督が生まれた。
選手だけではなく、監督もクローズアップされるのがスポーツのいいところ。
2.「ぶり」
・・・ぶりじゃない。メダルを取るには、このくらいのときを要するのである。
メダルを取れなかった選手が指導者やベテランとなり、代わりに
あこがれを抱き、そのひとを目指した選手がその栄光に辿り着く。
3.我々はこれを続けている限り、「親」から見捨てられることはない。
・・・親も観たいからだ。
「ひとが闘う正しい姿」とは、このようなものをいうのだと思う。心底。
わたしも人間をしている限り、ずっとずっと観ていたい。
そう、4年後も。生きて必ずこの瞳に焼き付ける。
『世界の光よ。また集まれ。四年後に。』
そうして、そのときも、そのときの思いを綴ろう。
校了です。読んでくれてありがとう。