【2011-34,35th】ステキな金縛り:★★★★★/パラノーマル・アクティビティ3:★★ [映画(さ]
本日は1日。となれば足の向かう先は1つ。
「霊」に対する考え方の違いを得るため、2つの和洋の作品を同日に観ることにした。
そして、その違いを捉えることができた映画鑑賞となった。
まずは、ステキな金縛りから。
鑑賞記:人が言うことばはすべて本当を含む。嘘も本音もすべて心の「信実」だから。
1.西田敏行さんの最高の演技
落ち武者といえば「西田敏行」しかいないな(きっぱり
唖然呆然と西田さんの役者っぷりというが研鑽された技を堪能できる。ため息が漏れるのみである。
観客に置かれましては、あんぐりぽっかりと口を空けたまま、ご覧いただくのがこの映画の作法だろう。
それと、絵里。
深津絵里ー「女優」=0
といえるほどだ。女優さんで、自分から女優を取り去ったとして
「アタシは他に残るわよ」という方は多いだろうが、絵里は
「何ものこりません」という感じを受ける。
2.人の嘘に含まれるもの
ひとが嘘をつく行為とはまったく無価値かというとそうでもない。
ひとが嘘をつくことが現実であればそれには、確固たる理由がある
なぜ、嘘をついたのか?
そこに真実に至る緒(いとぐち)がある。
3.「霊」は、親類しかいない。
わたしたちが何かに気がついたり、人のこころを慮れる能力は、一代で築いたものではない。
それは、風の様にときどき力を貸してくれる。
森羅万象。霊とは、その中に含まれており、あらゆる事象には意味がある。
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続いて、パラノーマル・アクティビティですが・・・ひとことだけ。
「今日が、映画の日で良かった。。」orz...
低予算で、どれだけ観客を怖がらせるかというところは踏襲されている。
長いエンドロールの後は・・・何もありませんので後顧の憂いなく席を立ち上がって結構です。
貴方の姿が他の観客の皆さんに見られる前、すなわち劇場が明るくなる前にご退去ください。
この映画を観たという記憶を消してください。
校了
【2011-32,33th】カウボーイ&エイリアン:★★★★/スマグラー:★★★★★//☆ [映画(さ]
辛気臭いこころを晴らすには、映画に限る。
鑑賞記:『西部劇やりてえなァ~』『だったらSFとコラボ。』『え?』
もう、西部劇やりたくってやりたくってしょうがなかった気持ちが作品ににじみ出とる。
(解る。わかるよ。。やりたかったんだね。)←?
だが、市場は厳しい。いまどき、西部劇なんて客(カネ)が入らない。。どうしよお(←?
そうだ!!・・・・いまはやりの「SF」入れましょう。
え?
・・・新しい。ナニコレ~~~ガンマンと馬とそして・・・・UFO。orz=3(ハライテー
昔の西部劇はもうやれないので、それどうしたのかも見所のひとつ。なっちゃんも筆ノリノリ(笑
ひとことでいって「シュール」である。シュールすぎる(きっぱり。
・・・ダニエル・クレイグの孤高のナルシストぶりを楽しむ映画であることは間違いない。
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鑑賞記:男は、漢をみて育つ
久々に原作に肉薄した感のある作品を観ることができ、とても良かった。
1.<役と同化を果たす>ということ
特に素晴らしいのが
永瀬正敏。
高嶋政宏。
と、そして「背骨」役の安藤政信が効いている。
「上っ面」を似せることができる男優は1000人ほどはいるだろうけれど、<中身まで入れ替えてる>感じを受ける。
2.人のおんな
ひかりィ・・おまえ、永瀬に惚れたな。(きっぱり
・・・ま、無理もないな。松雪もいい味出してます。
確実に助けてくれるおんな。貴方の周りにいるんだったら大切にしないとね。
・・・すみません。すこし疲れました。ソネブロに画像アップするのに(涙
~~~(休憩
さて、再開。 正直あの原作の世界観を生身の人間がひねる出せるかどうかは半信半疑でしたが
役者たちのがんばりによってそれは達成されている。
ふつうは別解釈で逃げるんだけど、この監督さんは原作にまっすぐに対峙していることが解る。
3.<貴方が欲しい答え>は、先輩のことばに在り
だから、ある程度の会話は必要だ 。3本の<男たちの関係線>に着目して観てみよう。
ひとりで生きていると思うな。それは勘違いだね。君が思う以上に、周りはあなたを見ている。
妻夫木も確実に引き出し増えてます。今度は高嶋さんみたくはじけちゃおうぜ。それを観たいね。
校了
【2011-17th】SUPER 8/スーパーエイト:★★★ [映画(さ]
鑑賞記:殆どの大人たちが凛とできるのは、<こどものおかげ>。
1.無心に作品を作っていた「あの頃」
自分が楽しいと思うものを描き、いつの間にか作品となる
という時期は、本当に短いね。
またまた筍のようにでて参りましたよ。エル・ファニングちゃん。
『アタシ、首長いわよ。』
・・・つくづく。。(ハリウッド版
2.監督は「女優」にふられる運命(さだめ)
という原理的な戒律を、日本で一番先に破ったのは秋元康氏ではなく、
篠山紀信氏だろう。
3.真面目で不器用な父、どうしようもない父と、子沢山の父
読んでいる貴方が父親ならば、3択のどれかに当てはまるだろう。
お騒がせな存在は、この際かなり横に置いといて、父と子供たちの関係線のみを追いかけよう。つまりこの映画「す~ぱ~ファミリー映画です」(きっぱり
ちょっと疲れ気味。頭ずきんと痛いんでもう寝ます。
また明日。
【2011-14,15th】さや侍:★★★★★/X-MENファースト・ジェネレーション:★★★★★//☆ [映画(さ]
鑑賞記:生きていくために必要なもの
・・・今日であの震災から3ヶ月となる。その日以降、生まれるはずだった多くの「笑い」が流された。
主役の野見隆明も素晴らしいが、娘役の熊田聖亜ちゃんが効いている。
つくづく・・(以下略
芸人が一番恐れているものは
「笑わない観客」である
ーー 朱色会 ーー
3.芸人としてのけじめ
松本人志が「お笑い」をどう捉えているのか?それが解る作品だ。
直球が観客に投げかけられる。捕球できるかどうか試して頂きたいです。
吉本興業はこれからも「お客はん」に愛され続けていくことだろう。
100年先も、千年先も、「それ」はあるから。(涙
・・・それがある理由が垣間見える。軍師松本の旅はつづく。
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続いて、「X-MENファースト・ジェネレーション」を鑑賞。
鑑賞記:私たち全員が背負わされている十字架、それは「偏見」
1.SFと現実
の切り替え(コラボレーション)が絶妙。
ケビン・ベーコン。悪役が板についてきたなぁ。。
2.目が肥えた観客も大満足
のSFアクション。圧倒的。ミュータントに限らず
ひとりひとりは全て「ユニーク」な存在。まずは自分を誇り、そして他人を尊重しよう
・・・というのがこの映画のメッセージである。
ひとりとして同じ人はいないのである。
女優さんたちも艶やかです。つい目線が・・・『チラ見たわね。』
3.王道的な「オリジン」もの
「敵が自分の存在価値を高める」からの脱獄がテーマ。
X-MENファンでなくてもたっぷり楽しめます。
答えられないQをここまで読んでくれた貴方に。
「偏見から始まらない戦いを、上げてください」
逆にいうと全個体がそれを捨て去れば、平和が完結する。
・・それが「簡単なことではない」ことは、歴史が教えてくれている。
是非劇場でご覧になってください。お薦めです。
校了