【2012-2nd】ヒミズ:★★★★★ [映画(は]
鑑賞記:にんげんは、モグラには成れない。
1.レギュラーボトルたちの憂鬱
Q。きちんと教育を充填されたボトルさえ、市場に出荷さえされない。そのヘンな国は?
2.人(ふたり)の新しい星、輝く。
3.「おまけ」の方が良くなることもある
志(こころざし)を全うできない(かった)人にも、生きていく「拠り所」は必要だ。
今は、志さえもてない人が増えた。拠り所の糧は?それはこの映画を観たひとだけが
認知をすればいいことである。是非ご覧になって下さい。
どんな人にも「ガーディアン」は居る。その人々が、一匹のモグラにはさせないのである。
そう、貴方にも。
いつまでもたったひとりで土のなかを藻掻いている場合ではない。
未来へ。そして暖かく明るい処へ。
(原作にはない。震災のカットについて)
映画とはクランクインから封切りまで一年間かかる。そして東日本大震災は一年経っていない。よって震災の部分は後から取り付けられたものだと受け止めた。取り付け感は否めないが、それでも破綻なくメッセージは受け取れるように仕立ててある。
震災が映画に収められた(おそらくは)最初の邦画だろう。
監督の編集の仕事と云える。
校了
#他の方のイケン。
私は去年これを観たのですが、場内が明るくなった瞬間、2012年最初のレビューはこれにしようと決めました。
去年最後の、そして今年最初の衝撃作。
私的園子温映画のベストでもあります。
いやはや後を引きました。
by ノラネコ (2012-01-26 00:20)
彼は役者のみならず、原作を活かすのもうまいですね。原作は人間の暗部を、本作品は人間の「陽」部をよく表しています。年頭からいい作品に出会えました。他にもなにかあるかもしれません。今年もどうかよろしく。
by 朱色会 (2012-01-26 10:59)