【2009-6,7th】チェ「上」・「下」/原題:CHE PART ONE:★★★・PART TWO:★★ [映画(た]
鑑賞記:「<自分でいられる場所>を、どう確保するのか?」ということ
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&q=Guevara&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2&gbv=2
どっぷりと、「チェ」に浸かってきました。いささか(湯あたり)状態です。ふぅ。
それじゃ、またあと(取材後)に。
~~~~~
いや~宣伝し過ぎたな。
朝一の京成ローザは長蛇の列になってしまい
さながら、映画のブームが戻ってきたような感じ。
チェがPART ONE/TWO と連続して鑑賞できるように劇場にいったのですが
ほとんど満席となりました
おそるべし「映画の日」
あくまでも今日だけの現象なのですが、
フロント(券売・飲み物とも)は客さばきでてんてこまい
本編が開始する前に劇場に入れず私もPART-ONEの冒頭部分が見れなかった
私の仕業かも~(汗
「一日はいつもより早く」基本です。
1.灰色の帝国
http://jp.youtube.com/watch?v=1MU9I1nrC50&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=FxbIf1IU9T8&feature=related
<ナンバー1は、「真のナンバー2」を長くは傍に置かない。>
2.総天然色のジャングル
3.絶頂は、「達成」の少し前
・・・比べられちゃうからね。
<彼>は、最期まで「チェ・ゲバラ」だった。
そういう人生を過ごす男は、実は少ない。
http://www.elfaro.net/secciones/el_agora/20071029/ElAgora1_20071029.asp
本来の場所:そこにいるだけでしあわせ色
義務の場所:ややこしく色はついていない
総天然色と灰色の場所。どちらが人間にとって価値の高い場所なのだろう?
Q。「貴方はどっちにいる?」
下巻のことを書いていないことに気が付いた。追記する(2009.2.4
上巻では
国際社会でのキューバ革命の名代としてのゲバラ(灰色のゲバラ
そして
革命児・解放戦線の戦士として天然色のジャングルで活躍するゲバラ(天然色のゲバラ
が対比してあらわされており、それはわかりやすく描かれている
それはもちろん、ゲバラとその仲間たちという形の構図である。
対して下巻だが、これは色の対比はなくその中間色のような景色が坦坦ととつづく。
(正直眠い
そこに表されてるものは何か?
・・・私たちは、戦争映画とか、革命映画とは、今までの映画では
それは2h程度では短いから、「観客としてオイシイところだけ」すなわち
戦闘シーンだけを享受していた。つまり「ドンパチ」が見たくて映画館におもむき
それを得るわけだ。
しかし、この監督は観客を甘やかさない。
戦闘をするためには、戦場を整備しなければならず、そして戦場を維持するためには
補給路が要る。ドンパチをするためには2重3重の「準備」がいるのだ
そしてもう1つ。戦闘員が戦闘ができるように「教育」をしなければならない。
カントクは容赦なくそのもようをじっくりと観客に投げかける。
補給絽の確保&要員の育成:戦場の準備:ドンパチ
100:10:1
なわけで、これはゲバラを著しているというよりは
「周りのなかのゲバラ」を表現しているのだよ下巻は。
上巻と下巻ではカントクが交替したのではないかというほど
作風演出が変わっているがそれは確信犯だ。
硫黄島といい、こういうスタンスはありがたいようで観客にとっては厳しいなと・・
ただ、こうもいっておこう。
ゲバラは長生きしていたら、或いは死地にて成功していたら
ゲバラになっていなかったと思う
ひとびとがゲバラを忘れないのは、(たぶん男として)憧れる生き方を全うした
からなのだと・・・この映画を観て心底納得した。
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81&gbv=2
http://images.google.co.jp/images?gbv=2&hl=ja&q=%E5%9D%A6%E5%9D%A6%E9%BA%BA
校了
2009.2.1 朱色会
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?fr=top_ga1&ei=UTF-8&p=%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%97%A5
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%90%E3%83%A9
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http://jp.youtube.com/watch?v=MAhy0g1PzY8
へえ・・・満席ですか。
この映画がシネコンで満席になるというのは、なかなか日本の観客もすてたものではないというか、まあゲバラという抜群の知名度のあるキャラクターあっての事だとは思いますが。
スペイン語映画の興行記録になるのかな。
>ゲバラは長生きしていたら、或いは死地にて成功していたら
>ゲバラになっていなかったと思う
その通りでしょうね。
しかし、私はゲバラの人生にIFは有り得なかったような気がします。
最期も含めて、全て必然。
歴史に残る人物というのはそういう物なのかも知れません。
by ノラネコ (2009-02-05 23:39)
ノラネコさんコメントありがとうございます。
>満席
まぁ、「映画の日」特需も少しありますかね。
英雄としてのゲバラと、組織を作り上げていく上でのリーダーとしての苦悩を見せるゲバラの2本立て。下のほうが今の世の中のことに近いことを言っていると思います。
人がゲバラを忘れないのは、ゲバラ本人の魅力もさることながら、ゲバラの生き方そのものに憧れを感じる人が多いのではないでしょうか?
今日でしたか・・・BS-hiにてゲバラの若いときの映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」をやるそうです。
http://tv.yahoo.co.jp/program/95060/?date=20090206&stime=2200&ch=3c67
by 朱色会 (2009-02-06 00:22)
こんにちは。
私は、まだ、下を観ていません。
上を観てから… 初めて(!)ゲバラに関心を持ちました。
そういう日本人が増えれば、ぬるま湯日本にとっても良い刺激になるのではないかと思います。
で、ゲバラに興味を持ったので、今、『ゲバラ日記』 を読んでいる最中です。
(読み終わってから下を観にいくつもりです)
人は、ここまで素晴らしくなれるのだと… 敬服です。
巻末に、「付属文書」 が記載されているのですが、その内容が(ゲバラの非凡さを証明する上で)特に素晴らしいです。
非凡なゲバラの苦悩はいかばかりかと…
愛深いという意味では、キリスト(聖者)に近い人のような気がします。
それにしてもオトコマエですね。
人気があるわけです!
by 元気 (2009-02-08 12:36)
元気さんコメントありがとうございます。
私の友人が
この国は楽園だが、そこに棲んでいるひとびとは楽園であることをあまり認識していないと語ってくれたのですが、私はそれにかなり同意です。世界はもっと悲惨で、普通に暮らすのさえマイナスから始める国が殆ど。。ぬるま湯に浸かって生まれた私たちは、本当の冷水を浴びることがこれからあるのかどうか・・・革命がおきるところに、このような男が降りていくのでしょう。この国はどうなるのかorz
>オトコマエ
たしかにゲバラは凛々しいですね~またコメントどうぞ。
by 朱色会 (2009-02-09 01:54)