は）ハッピー フィート

先行ロードショーだったため。１８００円だった
ちょっとまよいましたが、『字幕（オリジナル）版』にした
・・・先行はプレミアム要素が高いためこうなるのはしかたがない。
それに、７９ｔｈアカデミー賞長編アニメ作品賞受賞作品となった
…でもなぁ。いや、やめておこう。お金の話は、この論説にふさわしくない。

映画そのものは素晴らしい作品でした。
それでふと思うのは、先行を観た場合の読者への伝え方だ。

朱色会のスタンスはあくまで、「観た人」むけ。
ほとんどのMovieファンはまだ観ていない。
どうしようか？書こうか？それとも１W遅らせるべきだろうか？

いや・・・「今」書いておくことにする。カンドーにも賞味期限要素
があるからな。

それで、まだ、観ていない読者はソッコーで退去のこと。。。
映画を観られる前はコチラたちをごらんアレ。
http://wwws.warnerbros.co.jp/happyfeet/
http://wwws.warnerbros.co.jp/happyfeet/teaser_update/
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/14435/
（内容充実の３サイトです

それでは…始めます。

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鑑賞記：澄み切った青空と穢れなき白氷とオーロラ色の下で繰り広げられる
　　　　「生命の賛歌」

評価：９０点
そのわけは最後に。

封切り１W前にして、早くも５０件を超えるユーザレビューがあつまる
Yahoo!映画村（↓　賛否両論あるものの。好意的に受け止める方が多いようだ
http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id326362/

私も、「オトナのCGアニメ」として１票を投じたい。そう、この作品は
大人に供せられている。

「みなさんにもお勧めします」とはいうが、みなさんとは
『世の中』がある程度見えているオトナの方々に捧げたい。（←って、私が
作ったわけじゃないが・・・

１．アメリカ産アニメの新しい表現の切り口

アニメのなかに、本当の人間を登場させるのは、本当に度胸が必要な
ことである。映画は、人間を表現するためのものである。であるから、
今までは、キャラクターを擬人化させ、その擬人性を壊さないように
するため、リアルな人間の登場をアニメ作品は遠ざけてきたのである。
【作り物の世界観】が、「その登場」によって壊れてしまうからだ。

この作品は、その『今までの』戒律を破ることに挑戦し、はんば成功している。

その挑戦そのものに、まずは、拍手を贈ろう。

２．またあとで。（イブプロフェンが効いてきた。
（超絶的なCG表現にさらに。・・・すばらしい【声】たち。

・個性

・家族

・仲間

・冒険

・自然

・人間

・地球

・資源（『ペンギン界』では【魚】

…多くのメッセージが積み込まれており、鑑賞する方は
多くのプレゼントを贈られることだろう。

３．but... 結末のもっていき方については疑問が残る。

我々、人間は地球のほかの生物にとって確かに『エイリアン』だ。
人間の表現の仕方も斬新さがある。劇場では、観客である我々が自身が
ペンギンの一匹にされてしまうし、人間の登場は、私たちでさえ
エイリアン出現と錯覚してしまう。
劇中で現れる『人工物』は、もはや観客の目となった場合
【宇宙船】以外のなにものでもない。
自分のことなのに。

ここまではいい。

しかし、冒頭でのべたとおり、そこからの展開や主旨は、
やはり『コドモ』にはわかるまい。この映画はアニメなので、お子さんを
つれてやってくる方もいらっしゃるかもしれませんが

この作品を受け取れる人間は、【人間を長年やっている方】となっている

だから、コドモにはつらい映画になるだろう。
特におやっと思ったのが、『水族館』の扱いかただ
これには朱色会もつよい疑念が生まれた。

おとーさんが家族を動物園や、水族館につれていくとき
ためらいを覚えてしまう状態になる恐れがある。そのつもりがなくても。
『おとーさん。ライオンさんたちかわいそぅだねえ』
・・・などと存外な言葉が返ってきそうである。
動物園や水族館にお勤めの方も、胸を締め上げられることになるやもしれん
おとーさんが水族館勤務だと、「ダブルパンチ」だな。

アニメは子供たちのものなのだ。

まずは、『彼ら』が受け取れるものにすることが第一義的なことである

「こっから先は、オトナの話よ。コドモは早く寝なさい！！」
とふすまをぴしゃりと閉められたような気がして
映画を観たという達成感が『締まらない』子供の観客がでるだろう
いきなり話が「高度」になる。

・・そんなわけで、この作品はやや「高尚」すぎる。それも終幕近くに
なっていきなり高尚化するのがいただけない。
それで、マイナス１０点とさせてもらった。

しかし、全体的な構成・キャラクター・ストーリー
どれもハイレベルであるので映画そのものの作品の質はとても高い。

なのでココロが「オトナ」のみなさんにお勧めいたします。

これがホントの『肯定』ペンギン・・・なんちゃって。

ちと、【説教】が過ぎるかな。

（執筆途中。

コメント 4

こんばんわ。

私は近くのチケ屋で鑑賞直前にチケットを購入して、1300円で観ました。

たしかに私の隣にいた子供は途中から飽きちゃったみたいで、
わめき始めていました。
この作品は、純粋に楽しいペンギンミュージカルかと思っていたら、
途中から急角度で物語の方向性が変わっていくんですよね。
いささかびっくりして、気持ちが落ち込む瞬間もあったほどです。

でも、私としてはこういうメッセージの送り方もいいなあと思います。
子供にとってはちょっと難しいかもしれませんが、今一番に問題視
されている環境問題にもちょっと踏み込んだ視点が、子供心に何かを
残すものであればいいなあと思うのです。
by 睦月 (2007-03-11 21:53) 

私は吹き替え版の試写会観たのですが、結構吹き替え版も素晴らしかったです。予想にかなり反して。やはりプロの方がアテてるので特にアミーゴの５人組の茨城弁なまり具合が微妙に笑えて楽しめました。
子供というより大人でも今のアニメは十分楽しめるようになってるのが驚きですね。
by naonao (2007-03-11 22:31) 

こんにちわ。睦月さん
結局。PMカゼ休して自宅で休んでいます。。のどからハナに変わりました。たら～～～ん。ぽとり。

＞近くのチケ屋で…
そうか、そういう手もあるんだな。

後付感が否めないクライマックスですが、予想の域をでませんが結末について『スニークプレビュー』で叩かれたのではないでしょうか？

最初のラストは、地球がロングになるところで終わり。
しかし、スニークプレビューの集約結果が「えッ！ここでオワリかよ」の大合唱。それで、大人も子供も納得のいくオワリ方を追加したのでは？

・・・なんてね。
↓
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC&fr=msie7&ei=UTF-8

＞環境問題にもちょっと踏み込んだ視点が、子供心に何かを…
いや。まったくそのとおり。

いつもコメントありがとうございます。
by 朱色会 (2007-03-12 13:10) 

naonaoさん。コメントありがとうございます！

＞結構吹き替え版も素晴らしかったです
いや、私も迷いました。Carsは吹き替え版を観たのですが、そのときはさすがはプロフェッショナルという仕事ぶりで、すんなりクルマ世界に入れましたし、しかし・・・今回はイライジャやヒューやロビンがぁ・・それで、字幕版にしたとです。

ペンギン界もイライジャの声当てが素晴らしかった！
名優は、名声優であることを確認できました。でも機会があったら吹き替え版も観てみたいですね。
by 朱色会 (2007-03-12 13:22)