SSブログ

だ)ダ・ヴィンチ・コード [映画(た]

…うはぁ…ビミョゥだなぁ~

これが、全マスコミ大絶賛一押しの映画か~うーむ。

ネタバレ禁止とか言えそうもないっす。つまり、話すほどのネタが「ない」のである。

朱色会が公開1日にして観るのは、予見や雑音を入れないためなのであるが

もう一つ、映画評を通して、ひとりでも「被害者」を救いたいという
思いがあります。つまり、映画はやっぱりあたりはずれがあるわけで
なるべくならばココロに当たる映画を映画館で観てほしいのですね。

最初に地雷を踏んであげて、いい地雷ならば人に進んでどんどん踏んでもらい
悪い地雷ならば、他の人には地雷を踏んでほしくないのである。いわば梅雨払い
の機能をかっている。

…んで、この映画なんですけれど、
 この映画なんですけれど、(2回目)…「悪い」地雷ですね。
朱色会の評価軸である「この映画でなにを伝えたいの?」が希薄。

単純なナゾときであるならば、民間放送のダビンチ特集の方がなんぼ
おもしろいか知れない。

映画にでてくる役を自分で解釈して熱演していたのはポール・ベタニー扮する
くろずきんちゃんだけ。

あとは、「こんなかんじかな…」って感じで、おそるおそる共演していた。

いや、筆がとまってしまった。いつもならば一気呵成に書いてしまう
レビューが、「ぴたり」ととまっているではないかうお~~~~

慣用句で、『帯に短し、襷に長し』ってのがある

襷にあたるのが、あんまり宗教紛争や中世文化に詳しくない方々
本編のコトバを連ねる説明が、大学教授の講釈とおなじくなり、
だんだんとだんだんとだんだんと眠くなってくる。
あまりの情報量にうんざりしてくるのだ。

帯にあたるのが、ダビンチフリークや原作3部を読んだ人たち
新しい感動をどのようにもらしてくれるのか、観客たちは
スクリーンに向かって大きな口をあんぐりと開けているのであるが
ラストまで放り込まれるか?物足りなさを感じることだろう。

この映画は、まさにそれにあたる。
宗教について一家言ある方は、ついていけるかも。

アメリのオドレイ・トトゥも、なんとか米語を習得してトムに食いついていた
(いや、いかん。このままではヒハンモードになってしまう。なんとか
 いいところを見つけねば…)

トムのことでいえば、役に成りきる度は素晴らしい。
フォレスト・ガンプのときのように、とても役柄の広い人であることは認めよう。

また、映画通があとで噛み締めるられるような小道具や
観光パンフレットのような美しい風景や寺院はまるで6チャンの
朱色会のお気に入りの番組のようなーーそう、アレは

…ハリウッドが製作した『世界遺産2006inParis』
 それが ダビンチコードの正体である。(笑

評価ですか。多分辛口映画ブロガの中でも最低点だろうな。45点。
よかったシーンをいってください。といわれ、『こたえられない。』

ロン・ハワード!1500円返せ!とはいわないがそのかわり次の言葉を贈ろう

味噌汁で顔洗って出直してこい!!!

終幕後、『…ムズカしぃ』とぼそぼそ不平をいいながら観客席を起つ客が
多かったことを伝えておく。

「観るな」とまではいわないが、これ以外にイイノやってますから!
・明日の記憶
・ナイロビの蜂
とかそちらをご覧アレ。
(…とここまで書いてとてもSo-net版ブログに載せられないな
  悩む朱色会でした。…でものせちゃうもんね。)

もし、この映画評をみて敢えてこの映画に挑んだ方で、
朱色会と同じ想いをもった方は、エンドロールで
『世界遺産』のテーマを口ずさんでください。

らら~らららららぁ… らぁらぁ~ ら~ら~…(はてしなくつづく)


nice!(2)  コメント(12)  トラックバック(19) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 12

まなてぃ

朱色会さん、はじめまして、はじめてこちらにはコメントをさせていただくことにしました。私も昨日、観ましたよ。トホホでした。
実は「明日の記憶」を観るか迷って「ダ・ヴィンチ・コード」にした自分を
呪いました。

>、『帯に短し、襷に長し』
まさにそういう映画でしたね。ナイスな感想です!(^^)
物語的には感動も、あぁそういうことだったのかと納得できるものは
1つもない感じでしたし、俳優が揃っていても、映画の方向が見えてないと、ダメですね。全員、名優ぞろいなのにもったいない。各自の見せ所も少なく生かせていないのには、少々イライラしましたね。
評価45点ですか?た、高すぎません??(^^;)
by まなてぃ (2006-05-21 01:35) 

朱色会

まなてぃさんnice&コメントありがとうございます。

この映画の贈り手(朱色会は、よく製作者たちといいます)が
どの受け手に対してこの映画を贈ろうとおもったのかまよいが見えますね。
すでに5000万!超の読者がいるわけですから、見た人むけにコアに作るのか、まだ作品に触れていない人向けにつくるのかもう少し決めてもよかったと思うのです。それから、やはり映画なのですから、セリフで説明するのではなく、映像にしてほしかった…それを汲み取りたかったです。(うちは水洗です。)伝説の末裔の結末は、イキナリ感がかなりありましたね。もうすこしカリスマ性のある人をもってこないと納得感がでないと思います。
by 朱色会 (2006-05-21 02:16) 

そーか、これくらい強気ででても良かったとですね。
うん、はっきり言って、
観たこと後悔した映画でしたばい。
原作だけに留めておけばよかった・・・・

って映画ばより面白く見るために読んだ原作やったとですけど( ̄□ ̄;)!!
by (2006-05-21 08:47) 

朱色会

一口香さん。九州からコメントありがとうございます。(笑
ブログは、はっきり自分の考えを表明して、「いぃんです!(断言)」
所詮、マスコミなどの公的な映画評論は、提灯記事にすぎません。最近は提灯記事にさえなっていないものも増えました。(優秀な映画評論家が、自由な発言ができずに、映画出版会を去っているのです。)
貴感想も読ませていただきました。
映画に関する考え方については、拙ブログの「映画の楽しみ方」をご覧いただけたらと存じます。
原作と映画だば、ごどなるどぎあるがら。( ̄□ ̄;)!!
by 朱色会 (2006-05-21 10:22) 

睦月

こんばんわ。・・・ということで、こちらにも来ました。TB&コメントありがとうございました!
睦月と朱色会さんが感想がここまで違うのも珍しい感じがするのだけれど(笑)
この作品については仕方ないかなと思います。だって、ホントに仕方ないんだもの・・・(笑)。
この映画に、「とってもイイ!!」っていう評価をつける人はいなくて、そのほとんどは「まあそこそこ頑張ったよ」か「最低だ。退屈・・」のどちらかではないかと思うんですね。そもそもこの原作を映画化しようというのが間違いなのであって、こういうネタは小説と特別番組にまかせておけばいいのですよ(笑)。

普段映画を観ない人も観に行ってしまう作品のようですが・・・安直な気持ちで観に行くと返り討ちにあう作品であることには間違いないと思います(苦)。
by 睦月 (2006-05-22 03:14) 

朱色会

睦月さん。コメントどうも。

ロンには悪いんだけど、監督が『表現者』だったのか:A、『やとわれ演出・編集家』だったのか:Bによって作品は大きくかわります。表現したいものが原作そのもの:Cなのか、原作によって著わされているものそのもの:Dなのかによってもです。朱色会はこの映画はBとCになってしまっていると考えました。原作をトレースするだけだと『映画』にはならない好例だと思います。アポロ13も事故スペクタルが主題ではなく、あの時代の科学が発展途上にある時代の勢いと、管制室と着陸船の心のつながり、夫と妻の絆が主題でしたね。観客があの映画を忘れないのは、そのことをよく覚えているからなのではないでしょうか?着陸船が地球に帰ってこれた力の根源はなにか?科学ではなく、帰りたい・生きて帰って欲しいと強く願う人間の心のなせる業だったと思います。…貴方の心には、何が残りましたか?
by 朱色会 (2006-05-22 08:39) 

宗教家

謎解き? どこが?
オードレイ・トオゥよ、ジャン・レノよ
何でこんな映画に出たのよ
途中で出たいのを 我慢した映画も最近珍しいわ
評論家たちよ、マスコミよ 提灯持ちにならないで
by 宗教家 (2006-05-27 23:43) 

朱色会

宗教家さん。コメントありがとうございます。

…ガマンしましたか?我慢は体とココロに悪いのでこの際ささっと行動したほうがいいと思います。マスコミはメシの種なので提灯持ちは仕方がないと思います。逆にブロガさんはほんとぅの気持ちや感想をネットに挙げていると思います。利害関係や金銭関係ないですから。自分が信頼できるコメントを挙げてくれるブロガを見つけると、はずれが少なくなります。朱色会は、あまり観ていない人向けに書いていないので鑑賞後においでください。
by 朱色会 (2006-05-28 01:12) 

さるお

さるおです。

> いいなァ。生最後の晩餐。いいなぁ〜

レオナルドの絵はリアリティがあって素晴らしいですねー。ラファエロみたいにキレイなばかりの絵じゃないし、ミケランジェロみたいにド迫力っちゅーんでもないし。レオナルド、好きです。

原作の長さを考えると、映画としてはもう他にどーしよーもないっすね(笑)。
by さるお (2006-05-29 23:56) 

朱色会

さるおさん コメントありがとうございます。

さるおさんは美術に造詣が深そうなので拙の下記の記事について
ご自分のブログか、本記事にコメントをお願いできないでしょうか?

http://blog.so-net.ne.jp/shuseki-kai_org/2006-05-31
by 朱色会 (2006-05-31 15:23) 

いも

今頃ではありますがTBさせていただきました。
私は基本的にネタバレ嫌いなので、基本的に鑑賞前は他の人の記事はおろか公式HPすらも見ないので、朱色会さんのレビューも今初めて拝見させていただいたのですが、「話すほどのネタがない」、「この映画でなにを伝えたいの?」に全く同感です。
「原作を読んでないと理解しにくい」と言われていましたが、それ以前にまず「何を一番伝えたいのか」が私には伝わってこなかった。
上映中も「このワクワク感の無さは何だろう」と思いながら観てました(^^;
by いも (2006-06-17 23:56) 

朱色会

おぉ!いもさんだ。いもさん。こんばんみぃ~

ちょっと北陸にいってまして、変死(←まちがい)
返事が遅れて申し訳有馬記念。お待ちしておりましたよ!

…さて、まずはコメントありがとうございます。同意とのことですか
ま、まさか、白目炸裂ですか?(笑 …このベストセラーの映画化は
難しいので、どぅ捉えるかによって評価が分かれますよね。あれから
冷静に考えても表現者が伝えたいことがなかなか捉えることができず
悩んでます。お互い見るタイミングが異なるので映画評のタイムラグ
はしかたがないことと思っています。またお越しください。
by 朱色会 (2006-06-18 21:14) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 19