【2010-43th】インセプション(原題: INCEPTION):★★★ [映画(あ]
鑑賞記:「夢」との付き合い方
監督はこの人。↓クリストファー・ノーラン監督が、オリジナル脚本で描く。
『監督は、出演者と同様に凛々しくあれ。』(←?
キャストだと、エレン・ペイジと、 キリアン・マーフィーがいい。
渡辺謙さん。ハリウッド男優としての地位を確立しつつあり、日本人としての俳優代表として
どしどし世界でこれからも活躍してほしい。
CGと実写の組み合わせが絶妙だ。オールCGだと、「はいはいまたCGね」。と
(↑の動画は鑑賞後にご覧下さい。)
観客がこの長丁場の集中力を維持できないからだ。夢と現実を描く以上、
夢(CG)と現実(実写)の両方は欠かせない。
あと、こういう↓大仕掛けも私好きです。 詳細はメイキング動画を探してご覧アレ。
そのへんのさじ加減はいいよ。
埋め込みに関するところはもう少し踏み込んだ表現が欲しかった。
埋め込みは予想するに(現実でもそうだが)悲劇をはらむ。他人による<心の改造>だからだ
出演者が眠ってしまうシーンが多いので、こちらも負けじ?と睡魔が襲ってくるときがあるが
それは根性で回避しよう(笑
夢オチは話を矮小化してしまうことがある。<所詮夢>だと。話のプロットを維持できるがどうかが
夢映画の大きな観点となる。↓※授業中ではありません(笑
夢をベースにする必然性がやや足りない気がする(装置もあるし)が
夢映画としては及第点はある。しかし、込み入った設定や伏線は複雑なので
鑑賞中にそれを整理できる胆力は観客として要求される映画だ。
言い方がおかしいが、現実でも
夢のなかで夢とは気がつかないことが殆どだ。よって現実が夢でないことの証明は、実は今もされてはいない。
Q。貴方は、<起きて>いる?
(校了
Yahoo!映画レビューの声たち
私は夢の中で夢を観る事が結構あるんですよ。
大抵は大変な事態(何しろ夢なんでかなり変なシチュエーションが多い)に陥って、これが夢だったらと思うと目覚めるのですが、ここが実はまた夢の中というパターン。
第一階層と第二階層に時間の差があるかは兎も角、夢の中で数日が経過する事もあるので、この映画妙にリアルに感じました。
>現実が夢でないことの証明は、実は今もされてはいない。
う~ん、いっそ夢だったらと思う事もありますね。
by ノラネコ (2010-07-28 01:10)
ノラネコさん。長文コメント痛み入ります。
>夢の2階建て体験
うーん。なかなか夢の達人ですね~。私は 平屋まで。目覚める夢をみたことがないんですよ。なんどか体調が悪いときに、夢のなかで夢に気づいたことがありますが、朱色会王国(酒池肉林系)は出来ませんでしたorz...
現実も実は、<次の世界までの覚めない夢>なのかも。。いい夢みたいです。
by 朱色会 (2010-07-28 22:46)