SSブログ

【2010-41,42th】借りぐらしのアリエッティ:★★★/トイ・ストーリー3(原題:Toy Story 3):★★★★★ [映画(た]

鑑賞記:ジブリピクサー

結論からいうと2つの映画のどちらかしか
ご覧にならない方であればどちらをご覧になったほうがいいかは議論を待たない(きっぱり

つまり、「トイ・ストーリー3」をご覧いただきたい。朱色会は、吹き替え3D版を鑑賞しました。

Toy Story 3.jpg

因みに、彼(Woody)はジェイク・ギレンホールに似とるな。
323840view001.jpg

1.アナログデジタル

img2037_3.jpg

(輪郭)線」を大切にするジブリと、それを極限まで0とするための3DCGを採用するピクサー
toy-story-3-860.jpg

アニメーション。あっという間にそれは成長しし続けている。
この時代に生まれた人間は、その成長期を己が眼で確認できる幸運を掴んだ。

 始めに<絵>在りき と 始めに<描くこと>在りき の違い

劇中一度も笑わないアリエッティ。異色である。なので可愛げや色気はない。
b0136519_2183842.jpg

日本の他の企業のように、グローバル化を目指すジブリと、
アメリカンスタンダードを踏襲するピクサー
31RYhiCMxlL.jpg

00114062.jpg

どちらも生き残るための方式の話であり、正解はない。

2.<子ども(客)が大人になってしまうこと>という問いに対しての、2つのスタジオの「答え」

100621_karigurashi_sub5.jpg

和洋の2つの作品は呼応している。
totoro-in-toy-story-3-550x264.jpg
小人の世界観は、両作品とも拮抗している。

捨てられた「おもちゃ」の行く末。私たちが<忘れていくもの>
zz39e0dadb.jpg

今回のジブリ作品は、宮崎アニメではないが・・・
20070328195836.jpg

2つの作品を同時に鑑賞すると、いろいろと思うことはある。

zz5b6faa05.jpg

<恐怖>で人々を永遠に統べることはできない。なぜ?誰もがそれに「慣れる」からである。

3.最後は、3Dメガネが(涙の湯気で)曇り難儀した

「みんないっしょに。」現代人の殆どの人間が、そこにはに辿り着けていない。
Toy-Story-3-toy-story-3-9630972-620-347.jpg

アニメーションの語源は、「anima」。
2本とも観られる方は、どちらが<活き活きと>動いているか?
どっちの工房で働きたいか?・・・ご確認いただきたい。
エンドロールまで、3D。感動のあくなき追求に、『もう、堪忍してください』と心のなかで戦慄いたよ。

原点回帰を果たした作品は、観客のこころに強く残る。
軍配は、今回に限っては「PIXER」だろう。是非劇場でご覧になってください。
追記)吹き替えの声(俳)優さんたちのプロフェッショナルな仕事ぶりも落涙ものだ。絵に生命を吹きこむとはこういうことなのかと再認識した。キャラクターを一人ひとりがこよなく愛していることがよくわかる。素晴らしい。

Toy-Story-2-pixar-116966_1024_768.jpg

ともかくも誰もが温かい気持ちになる作品↑であることは間違いない。

この作品をご覧になった方々は、すべての「人の造りしもの」たちの
見えない目鼻口を認知できるようになるはずだ。(私は、そうなった。

 ~~~~

存亡の危機にあるキネマ雑誌たちへ。君たちの客は「作品」ではない。
客(読者)の読みたい(に伝えたい)記事を彼らのように書く以外、生き残る道はない。

「提灯記事は、もう書くな。」

仮ぐらしのアリエッティの、Yahoo!ベストレビュー

(校了


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 2

ノラネコ

どっちかと言われたら確かに「トイストーリー3」ですが、私はどっちも好きな作品です。
熱波の中、涼しい映画館から気持ちの良い余韻を胸に帰路につくことが出来ました。
by ノラネコ (2010-07-25 15:41) 

朱色会

お、ノラネコさんコメントありがとうございます。

アニメを創る両国のトップをはるふたつの工房は、海の向こうのライバルを常に意識しているように観えました。特に意識が高く感じたのはピクサー→ジブリ。お互いに切磋琢磨して、いい作品を魅せてほしいです。ともかくは観客を楽しませること。これについてはトイ・ストーリー3が抜きん出ていました。

借りぐらしの監督さんはこれからの人。観客からの声を真摯にくんんで、次の作品に生かして欲しいです。
by 朱色会 (2010-07-25 23:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。