【2010-41,42th】借りぐらしのアリエッティ:★★★/トイ・ストーリー3(原題:Toy Story 3):★★★★★ [映画(た]
結論からいうと2つの映画のどちらかしか
ご覧にならない方であればどちらをご覧になったほうがいいかは議論を待たない(きっぱり
つまり、「トイ・ストーリー3」をご覧いただきたい。朱色会は、吹き替え3D版を鑑賞しました。
因みに、彼(Woody)はジェイク・ギレンホールに似とるな。
「(輪郭)線」を大切にするジブリと、それを極限まで0とするための3DCGを採用するピクサー
アニメーション。あっという間にそれは成長しし続けている。
この時代に生まれた人間は、その成長期を己が眼で確認できる幸運を掴んだ。
始めに<絵>在りき と 始めに<描くこと>在りき の違い
劇中一度も笑わないアリエッティ。異色である。なので可愛げや色気はない。
日本の他の企業のように、グローバル化を目指すジブリと、
アメリカンスタンダードを踏襲するピクサー
どちらも生き残るための方式の話であり、正解はない。
2.<子ども(客)が大人になってしまうこと>という問いに対しての、2つのスタジオの「答え」
和洋の2つの作品は呼応している。
小人の世界観は、両作品とも拮抗している。
捨てられた「おもちゃ」の行く末。私たちが<忘れていくもの>
今回のジブリ作品は、宮崎アニメではないが・・・
2つの作品を同時に鑑賞すると、いろいろと思うことはある。
<恐怖>で人々を永遠に統べることはできない。なぜ?誰もがそれに「慣れる」からである。
3.最後は、3Dメガネが(涙の湯気で)曇り難儀した
「みんないっしょに。」現代人の殆どの人間が、そこにはに辿り着けていない。
アニメーションの語源は、「anima」。
2本とも観られる方は、どちらが<活き活きと>動いているか?
どっちの工房で働きたいか?・・・ご確認いただきたい。
エンドロールまで、3D。感動のあくなき追求に、『もう、堪忍してください』と心のなかで戦慄いたよ。
原点回帰を果たした作品は、観客のこころに強く残る。
軍配は、今回に限っては「PIXER」だろう。是非劇場でご覧になってください。
追記)吹き替えの声(俳)優さんたちのプロフェッショナルな仕事ぶりも落涙ものだ。絵に生命を吹きこむとはこういうことなのかと再認識した。キャラクターを一人ひとりがこよなく愛していることがよくわかる。素晴らしい。
ともかくも誰もが温かい気持ちになる作品↑であることは間違いない。
この作品をご覧になった方々は、すべての「人の造りしもの」たちの
見えない目鼻口を認知できるようになるはずだ。(私は、そうなった。
~~~~
存亡の危機にあるキネマ雑誌たちへ。君たちの客は「作品」ではない。
客(読者)の読みたい(に伝えたい)記事を彼らのように書く以外、生き残る道はない。
「提灯記事は、もう書くな。」
仮ぐらしのアリエッティの、Yahoo!ベストレビュー
(校了
どっちかと言われたら確かに「トイストーリー3」ですが、私はどっちも好きな作品です。
熱波の中、涼しい映画館から気持ちの良い余韻を胸に帰路につくことが出来ました。
by ノラネコ (2010-07-25 15:41)
お、ノラネコさんコメントありがとうございます。
アニメを創る両国のトップをはるふたつの工房は、海の向こうのライバルを常に意識しているように観えました。特に意識が高く感じたのはピクサー→ジブリ。お互いに切磋琢磨して、いい作品を魅せてほしいです。ともかくは観客を楽しませること。これについてはトイ・ストーリー3が抜きん出ていました。
借りぐらしの監督さんはこれからの人。観客からの声を真摯にくんんで、次の作品に生かして欲しいです。
by 朱色会 (2010-07-25 23:44)