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【2010-39th】KATYN(邦題:カティンの森):★★★★ [映画(か]

鑑賞記:父親への鎮魂映画
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アンジェイ・ワイダ

日本で一番愛されているポーランドの映画監督である。
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1.おんなの戦争

始めるのは馬鹿な男たちだけど。もちろん「これ」は女たちに関係ないことではない
父親が去ってから、彼はずっと、母親を見ていた。
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2.玉砕と降伏命令、どちらが戦士にとって幸福か?
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日本がいちおう世界から<今も>一目置かれれている理由は・・・

生きて虜囚の辱を受けず」である。「経済や技術」は2の次だ(きっぱり

さて、カティンの森事件であるが・・これは恥ずかしながら知らなかった。
画像は悲惨を極める。覚悟のある方だけ→こちらをどうぞ。
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3.映画監督としての精算作

・・と言える。人生とは映画であり、映画は、人の生き様を描く。
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彼が生涯を掛けて映画いていたことは
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「人が人を抑圧することの醜さ」である。そしてもっと言うと
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「そのことに従事する、あるいは服従してしまう人びとの醜さ・弱さ」だろう。
それが観客のこころを震わす。
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・・楽しい映画ではない、また「楽しい映画全作品」はこの作品にひれ伏すだろう

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彼はまだこの世にいるが、この映画は遺画といえる作品である。
アンジェイ・ワイダを好む人間はご覧になったほうがいいだろう。
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校了

作品と同様、重厚なたち。


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