【2010-5th】Dr.パルナサスの鏡(原題: THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS):★★★ [映画(た]
鑑賞記:<びっくり箱映画>の限界
びっくり箱映画が好きなかたは退去のこと。。。一言でいって
た・い・く・つ(ばっさり
以下、その理由。
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1.主人公は、誰か?
天使と悪魔の戦い(鬩ぎ合い)に翻弄される人間たちの物語。
さて、ネタバラっぽいがこの作品の主人公はもちろんタイトルに名前がのってるパルナサスなのだが、なんとそれは終幕近くでわかるのだ。ヒース・レジャー(やその代役たち)じゃないす。この辺は「マチルタ募金」としてこの作品につき納得できるかどうかが意見の分かれるところだね。お客さん(朱色会)としてはどうにも納得感が行かないのでこんな書き方をしている。男気は認めるが、だからといって作品の質につき手綱を緩めることはしない
鏡のなかの自分を見せるのはおちんちんを晒すより恥ずかしいのだ。この3人はそれを理解して演じていた。『たぶん彼ならこう演じたのではないか』の思いと友に
2.映画に「理」を求める客にとってはつらい作品
これってわたしは拘るのです。そしてこの作品にからは礎のようなものが感じられず軸が掴むことができず
話のジェットコースターに翻弄されわれにかえると映画が終わっていたという感じが否めない(きっぱり
まーこれは、私のこういった作品にノれる能力が劣っているからだから仕方ないといえばそれまでよなんだけど・・・もっとノリたかったね。
3.掘り出し「者」は幾つか在る
まずは、リリー・コールだろう。
え・き・ぞ・ちっく
あとは、いつもとは役柄が逆転している「天使」役のクリストファー・ブラマー(主役の博士)などなど、錚々たる配役の布陣については申し分ない
話の主題をまさぐるよりは、びっくり箱にびっくりするだけでいいのかもしれない。
そういう映画の見方が得意なかたにおすすめします。
ぎゃくに『このびっくり箱にどんな意味があるのか』などとやると意外と楽しめない
それで判断してください。後は、Yahoo!映画レビューアのみなさんにおまかせ。
みなさん納得感のあるレビューを書いてます。
誰にでも合う映画じゃない。心配ならばサービスデーなどをご利用ください。
ヒースに罪はない。遺作となった作品だがやはりあまりにも「脇役たち」が輝きすぎて話が飛んでしまった感がある
『<鏡の中の君>を観たかった』
校了
もう少し期待していたんですけどね。
上映中にあくびが出たのはこれが初めてですね。
by paraden (2010-01-28 08:39)
pardenさんコメントどうも。
隣の方が椅子が揺れるほどガクガクブルブルしていたのでそちらが気になってしまいました。見ると、
・・・貧乏ゆすりでしたorz
俳優(女優)を観に行く映画なのかもしれませんね。
by 朱色会 (2010-01-28 19:58)
>『<鏡の中の君>を観たかった』
私も観たかった!!!(涙)
テリー・ギリアム監督だったので、(オイオイ)
不思議な世界が第一主義で、
物語性は二の次になるんじゃなかろうか・・と
少しの覚悟をして観たのですが、やはり覚悟どおりだった!(笑)
物語の筋をもっとしっかり作って、役ごとの語りをもう少し多くして、
それでいて、不思議な世界が繰り広げられていたら、
もっと楽しい映画になったような気も私はしましたかねぇ。
ちょっと残念な作品でしたね。
by まなてぃ (2010-01-28 22:02)
まなてぃさんコメント&nice!ありがとうございます。
「ダリの様な監督」なのでこの作風について把握している人にとっては楽しめる作品でしょう。美術館に行くように鑑賞するスタイルが合いそうです。
ギリアムだと12匹の猿たちが一番好きです。
by 朱色会 (2010-01-28 22:47)
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id335026/rid230/p1/s0/c4/
by 朱色会 (2010-01-30 09:50)
こばんは!
昨日はお疲れ様でした。
>映画に「理」を求める客にとってはつらい作品
う~ん、そうですね。
まあギリアム映画はいつも「理」は限りなく薄いので、今回に限った物ではないですが、明確に好みの分かれる映画だと思います。
私としてはこのトリップしちゃった様な映画世界は好きなのですが、一緒に観に行った友人は引いてましたから(笑
デビッド・リンチあたりに比べれば、まだギリアムは多少「理」が勝るかとも思いますけど、観やすい映画ではないですね。
by ノラネコ (2010-01-31 22:40)
こんばんは!楽しいひとときを過ごさせて頂きました。2010初オフ会楽しめました。今日も有楽町あたりで呑んでしまいました。なのでちょっとハイですね
観客とはどれだけ監督の作ってくれた遊具で遊べるかということなんでしょうが、これはなかなかどう遊んでいいか理解にこまるものでした。得手不得手ある作品でしたね。
>リンチ
リンチの方がまだ頭に入ってきます。これも相性なのでしょう。コメントありがとうございます
by 朱色会 (2010-01-31 22:57)