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え)L change the WorLd [映画(あ]

久々に男友達3人連れ立って映画鑑賞した。

Yahoo映画レビューを観ると酷評だったのでスルーするはずだったのだが・・・
友達がなんとしても見たいというので観ることとなった。
・・・結論からいうと作品そのものは良くできている。観てよかった。
http://wwws.warnerbros.co.jp/L-movie/

鑑賞記:『悪』とウィルス、そして人(の在り様)

デスノート世界観擁護派の立場の人は、酷評となるだろう。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id328357/s0/or1

仕方が無い。Lの見地からのお話であり、
そもそもスピンアウトものはこうなることが自然なのだ

私もデスノートの「あいだもの」として観るのは途中からやめにした
変えた立ち居地で鑑賞すると素直にこの映画を観れる。
ノートの存在も、ライトの関係もなくてけっこう。

・・・こういった見方の変え身は受けてとして必要なことなのだ。

中身のこととはまたあとで、書く。それじゃ。

なぜ、「ガメラ(修)」が【リング(秀)】に変わったのか?それは映画通として調べなければならない
http://blog.goo.ne.jp/masala0517/e/c465882adb0ab895ebd798acb64033c3

http://renewalnevermore.blog53.fc2.com/blog-entry-546.html

http://www.walkerplus.com/movie/report/report5845.html

http://l-sakuranbo.jugem.jp/?eid=676

1.納得感ある俳優の布陣

まず、ケンイチはよく演っている。

存在感ある《主役》にぶつける「敵方」は、探すのには苦労したことだろう。
もはや、竜也は使えない。
その大役を、みごとに夕貴が果たしている。あっぱれ。堂々たる貫禄を感じる

2.日本映画っぽくない要所のおカネのかけ方

細菌管理設備のじっくりとした撮影や、ジェットの実機撮影など、お金がごっそり掛かる部分と

ゲリラ撮影を思わせるロケや、南でこのひと使うあるかといった
リーズナブルに済ませようとする部分のギャップがむしろ面白い。

こういったメリハリは必要だし、このへんは国際監督となられた中田監督の
真骨頂といえる。

脳裏にエアポートXX(ハリウッドの大作の古典)が彷彿される
デスノートのかせぎを全て投入したのではないだろうか?

金子さんだとこういう撮りかたはできなかったかもしれない。・・いやむしろそうだ。

3.犯罪=ウィルス?
印象的で忘れ難いシーンとしては、命の限りを尽くして犯罪事案を黙々と処理していくLの姿。

この世に、ばい菌のように湧きでる「犯罪」。それは、映画の中だけのことじゃない。

根絶は不可能なことである。ばい菌を退治しても無意味なのだ。

<ばい菌が湧く原因そのもの>を突き止めることが重要だ。

そして、その原因を、現実の世界ではいまだかつてだれも見つけることができない。

映画の中では、その答えの替わりとして、犯罪者と成り果てた夕貴をLが助けるシーンがある。
・・・これはこの映画の要旨のヒントだろう。

4.ありがちなテーマにあえて再挑戦した表現者たち

地球=ひとつの生命体

ウィルス=人間

の表現は、使い尽くされた感がある。大局的にいってしまえば「真」であり、
もはや、これに異議を唱えることができないほどに、人間は地球を喰らい、傷つけてきた。

インテリが、選民思想にはまるのは理由と根拠がある。それは認めよう。

翻ってデスノがなぜ、これほど大衆から「支持」されたのか?それも意味と根拠があることだ

『ミンナ・イナクナッテシマエ』

それに迎合することは容易なことだ。たしかに我々は自己を<価値ある生命体>であると
(胸を張っていえない)事態に陥った。

地球を傷つけ、貪(むさぼ)り続けているのは『にんげん』だけなのだから。
http://shuseki-kai.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_810b.html

この映画のテーマ。というかその存在目的は、それ以外を指し示している

人間は生き続ける価値のある存在である。それは・・・・

それは、貴方がこの映画を観て確かめるべきことである。わたしもこのことを
しっかりと読者に再叫させてもらおう。

<人間は、ばい菌ではない。xxxxを持つもの。>

だが、こうも思う。今のままじゃ、だめなんだな。・・・やはり。

「胸をはって、歩いていこう。」

評価:90点(ちょっと甘め。

Lとはこれで本当にお別れだ。
(いなくなった)友人に<ひとときの間>、再会したような映画でした。

今日くらいは、<甘い>人間にしておいてほしいね(『えッ?駄目?』笑
~~~~~

朱色会:デスノート後編【the Last name】
http://blog.so-net.ne.jp/shuseki-kai_org/2006-11-03

朱色会:DEATH NOTE【前編】
http://blog.so-net.ne.jp/shuseki-kai_org/2006-06-25

~~~~~
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=L+%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%93&ei=UTF-8

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%B0%91%E6%80%9D%E6%83%B3

======
さて鑑賞者の皆さん『答え』には到達できたかな?

映画を観た方のみ、コチラをクリックして頂きたい。・・・『答え合わせ』をしよう。↓
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=Love

http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id328357/rid213/p2/s0/c15/

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=%A5%EA%A5%D0%A5%C6%A5%A3

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=life&stype=0&dtype=2

(校了。10:59


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paraden

いやいや、朱色会さんのご意見は素晴らしい。
私も同じような感想を持ちました。
子供騙しの映画と割り切って観に行きましたが、
意外どころか、かなり面白い出来だったと思います。
私の場合、残念ながら娘の世話が忙しくて、
入り込めなかったという難点がありましたが…。
by paraden (2008-02-12 20:53) 

朱色会

・・・恐れ入ります。

今回は蘇我のすこし大きい劇場で鑑賞しました。混んでいたので、左の奥に座り、観客の反応もあわせて鑑賞しました。表現者たちは、スクリーン(登場人物)を通して観客に投げかけ(問い)をすることがあります。今回はその役目をK(工藤)さんが担っていました。大写しとなった顔とそして声。観客の何人かにはそれが通っていたようです。終幕後、ずしりとした雰囲気を劇場全体から感じたのです。不思議な体験でしたね。コメントありがとうございます。
by 朱色会 (2008-02-13 19:48) 

睦月

こんにちわ。

≫『ミンナ・イナクナッテシマエ』

これって、エヴァの『ミンナ、シネバイイノニ』に共通するところが
ありますね。
人類補完計画なんて発想も、この作品のバイオテロの根源に通づる
ところがあるような気がします。

Lが非常に魅力的でした。
松山さんはよい役者さんです。
by 睦月 (2008-02-14 16:45) 

朱色会

睦月さん。こんばんわ。
コメント ありがとう。

>『ミンナ、シネバイイノニ』に共通するところが・・・
うん。そうだね。
嫌世感が充満する世の中となってしまって、せちがない世間になってしまった。それをあらわす事件がニュースを賑わしている。正直いきぐるしい。

そのエネルギーがどこからくるかというと、やはり他人を理解しないまたは知ろうとしない人間が増えたんだと思う。他人を理解する。または知ろうとするちからは必要なことなんだ。・・・誰にとっても。

Lは、敵さえも助けた。自分の残された時間はほとんどないというのに。。。

わたしももう少し人間をやってみようと
思っている。自分らしく。

コメントありがとう。
by 朱色会 (2008-02-15 01:32) 

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