SSブログ

え)SS エスエス [映画(あ]

鑑賞記:「人生のSS(スペシャルステージ)は、何時何処からでも再開(はじ)められる」

評価:95点

小林の2本目。さて、・・・どこから書いていこうか?

~~~~~
今日ほど、二十歳となった人間とそれ以外を識別しやすい日はないだろう

女はボアのついた振袖。
男は、着慣れないスーツを着ている。
・・・一目でいつも着ているのかそうでないのかが、わかるからだ。

成人とは何なのだろうかと、成人式がくるたびにそれを思い直す。
親が着せるのか?はたたまコドモが強請(ねだ)るのかそれはわからないが、
日本のこの休日は様式ばかりが先走ったものとなった。
外見など、本当はどうでもいいことなのだが、、

・・・今日もオトナにな(成)りたくないコドモが起こす事件が、7時のニュースに
 出るのだろうか?今日(今年)からは実名載るからね。
 彼らの怒りは的外れでも、その大昔成人となった朱色会も
 そのときのことを思い出すことがある。それでも、夢だけはあった。

しかし、やはり、成人とは振袖やスーツを着ることではない。ましてや
それを脱ぐため、式後ホテルに行くことでも、ないことは確かなことだと思う(笑
オトナになるという様式が、いろいろと形骸化して、長いときが過ぎた。

・・・映画の話だったな。

~~~~~~

1.原作と比較して
原作は、漫画のなかでも名作中の名作・・・『SS』東本昌平
http://www.halman-art.com/
中年といえば、、3K、すなわち くさい、くだらない、くすぶっている
と3拍子がそろっているとくに男子に向けられた世間の称号である(きっぱり
(かなーり 自虐(私)観はいってまぁすので、
 いったん休憩です。(千葉はひえこんるんです。灯油20リットル買わねば。2K。泣

夢の終わりを自覚している主人公ダイブツが、
つぶれかけている働き口から退職金がわりに譲り受けるスタリオンとであうことから始まる
http://www2.famille.ne.jp/~mst-hide/ss/ss.html

これって
何をすればいいのか悩む青年アキオが、
スクラップの中からかつて悪魔とよばれたフェアレディZにであう『湾岸ミッドナイト』
とともにクルマの漫画では有名な作品です。

どちらが印象深くなるかで、読む人の世代がわかるというわけ。

昨日、オートサロンがあったけど、きらびやかなあの舞台は、ほんとに1年に一回のこと
いつもはブンブクのようにメカと油に塗(まみ)れるのが心底好きな連中なのだ。
そして、今は風を切る彼らも最初はブンブクと同じ目の輝くクルマ少年だった。。

2.全世代とそして「今」を包含するテーマ(主題)
翔兄貴(1961生)そして同い年の遠藤憲一(1961生)←ホント油のっています。いや、てかっているということでなくて。いや、それもあるかな(笑

酒井法子(1971生)そして
MEGUMI(1981生)とちょうど10年ずつ人生を長く生きている俳優陣が中心と
なって話はすすんでいく。
なかなかみなさんいい味だしてます。
http://specialstage.net/cast/cast.html

3.「生活」VS【夢】
夢の中断、人はいつそれを意識するのだろうか?(←これ、書けないかも。
恋人の妊娠。結婚。所帯。家庭。ある年齢。就職。といろいろうらつらあげつらう。

生活をしていくことまたは、現金収入の高低は、夢とはかつて関係がなかったはず。

しかし、ヤマちゃんにああいうふうに号泣されてしまうと心に染み入る。
この映画、なにがいいかというとふつうのおっちゃんがたくさんでてくるのがいい。
おじさんたちの哀愁というか願いというか(もちろんかっこいいところもあるが
心に迫った演技が、演技っぽくない。(ホントに演技なの?

4.唯一の人生のコ・パイロット、そして応援者たち
男の描き方はとっても素直である。原作と本作が一致するところだ。そしてさらに解釈を拡大して表現しているのが家族の表現だ。実際、かっこわるい亭主って多いのかもしれない。
そして、たいへん言いにくいことではあるけれど、外見は内面がでてきたものだ
つまり、本人も自分自身を「かっこいい」とは思っていないことに由来している
かっこよさから、目(とそして体や頭)を背けていった結果だろう。

かっこよさとは、結果ではなく、そこへ向かう姿の過程である
ーー 朱色会 ーー

法子も家庭という「車」を元気よく走らせるため、パイロットを元気付ける役。
後部座席に子供を乗せ、しっかり「右!」「左!」「右!」を叱咤激励しながら指示を
する強いおんな。
だんなもそれに応えてハンドルとアクセルとブレーキを真剣に操るというわけ。
コ・パイロットの皆さん、「ドライバー」をうまくコントロールしていますか?

すばらしい案内指南役があればこそ、車はゴールに到達できる。
(・・と、いうのが映画で追加された部分だ。

5.【日の当たる道】を疾走(はし)ろう!
かつて若者たちの教祖:土屋圭市が、

『サーキットに来い』

と、若者たち(濁点つき)に檄を飛ばしたにもかかわらず
いまだにルーレット族や真夜中の林道ツーリスト(箱根族)は後をたたない

まっとうな道、を走ろう。そこには、『日』が照っている。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AB%E6%9D%A5%E3%81%84&ei=UTF-8&fr=moz2&rls=org.mozilla:ja-JP:official
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AB%E6%9D%A5%E3%81%84&ei=UTF-8&fr=moz2&rls=org.mozilla%3Aja-JP%3Aofficial

6.ジドウシャ・ヒョーロンカ
ほんとうは、当の本人もその稼業などやりたくはないのだろう。こういう
言い切り型放言とっともすきなのだ。「然りッ」・・と思わず劇場で叫びそうになったな。

「勝ち組でも負け組みでもない。。何なんだろな俺・・・

それは、提灯(よいしょ)記事を書き続けざるを得ない苦しみ。
それは、あることないことお洒落でかっこいいことを書かねばならない悲しみ。
そして、実は自分とはまったく関係のないという事実である哀しみ。

・・・ほとんどの読者はそのことをお見通しで記事を読んでいる。
この国の自動車ジャーナリストは、マガジンXの記者だけである(きっぱり

7.実写サイコー

イニシャルD(のCG)もいいけれど、やはり実写の迫力はすごい。
この映画は、バトル映画ではないが、要所要所に公道レースシーンがあり、場を引き締める。
日本の公道は、映画に対してはそれほど協力的じゃない。
許可をとるのが大変だった思う。調整スタッフの苦労を労いたい。

・・総括するとこの映画は、

<おとーさんのための応援映画>

といえる。と、呼ぶに相応しすぎる作品である。

ヤマちゃんみたく『オレ、もうダメかも』と思ったおじさんたちはこの映画の服用を
強くお勧めしたい。心が折れるまえに。効果のほど?それは・・・

・・あなた次第ッ!(結

・・・(笑↓
http://www.avexnet.or.jp/boa/discography.html

~~~他のレビューアのイケン
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id328793/


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