も)殯(もがり)の森 [映画(ま]
映画の日のすごし方は、映画通でも『三者三様』だろう
A)いつもの入場料を使って、豪快に2本観る。
B)話題作・大作を(お財布に優しく)観る。
C)これを機に、いつもは観ない文芸系の作品に触れる。
・・・・Cにした。
殯の森を観た。打ちのめされた。ある人間はこの映画に「打ちのめされる」
そしてカンヌの【良識】を確認することとなったのである。
鑑賞記:「生きている」ことは【哀しみと対峙】するということ。
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ある体験により、見える世界が刷新されることがある。
それは、愛する人との別れだ。
そのが人まだ、この世に存在するならば、その幸福を願うことで
哀しみから逃れることができる。しかし、そうでない場合もあるし、
そうでない場合に遭遇する確立のほうが高い。
その瞬間から、人はあることに気がつく。
「ひとは、永遠ではない。」
ビルの林を歩いていてもそのことに気がつく。
・すれ違うひとびと
・さまざまな声
・自分が響かせている靴音
それらは、それほど遠くない将来は、存在しないものなのだ
『あぁ・・・私の存在が消えようと、消えまいと「世界」は続いていく。』
この絶対的真理とどのように折り合いをつけていくかは
生きている人間全員に課せられた【命題】なのである。
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最愛の息子を失いそして「家族」を失った母親(真千子)役の尾野真千子
永年妻を失った苦しみと戦い続けてその結果として正気を失った男(しげき)役のうだしげき がこの本編の主要な登場人物だ。
ほか、真千子の相談相手となる渡辺真起子がいる。
http://www.decadeinc.com/contents/watanabe/profile.html
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この映画は、生きている人々の備えとなるだろう。
生きている人は、「他人の死」を受け止め、抱えていきていく。
生きつづけていくこととは、その連続なのかもしれない。
・・・採点? …勘弁してくれ。
(校了:21:17
他のかたがたの意見はコチラ。↓
http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id327786/p0/s4/
監督のインタビュー。
http://www.janjan.jp/culture/0706/0706120148/1.php
これぞ「ロード・ムービー」。お近くを巡業の際には是非お立ち寄りください。↓
http://www.mogarinomori.com/theater.html
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日本には、もしかして…もしかしてこのような「良品」が数多く埋もれているのか・・・
映画の日の過ごし方。
僕は【その他】です。映画の日に映画を観たことがありませんw
でも最近はレイトショウで観ることが多々あります。
安いんですよね。都合のいいことに。
「殯」
良くも悪くもこれが日本映画というジャンルだと思います。
観ても損はしませんね。
by ken (2007-07-02 01:01)
Kenさんコメントありがとうございます。
そうかD)ありましたね。確かに映画の日は、入場料が安くなるのでごった返すのでそれを敬遠される方もいるようです。
>観ても損はしませんね。
Yahoo映画レビューを見ると、やはりハリウッド映画のクロック(展開)を期待した方は評価が低いようです。つまり、賛否両論となってました。私はじ~んとくるモノがありました。
by 朱色会 (2007-07-02 23:10)
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
映画「殯の森」もとりあげましたた。
よかったら、お寄りください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
by kemukemu (2007-12-01 16:18)