【2011-36th】一命:★★★★★ [映画(あ]
涙で、3Dメガネが流れ落ちてしまった。是非「初3D時代劇映画」という謳い文句に拘らずご覧頂きたいです。
今年の朱色会アカデミー賞1位に踊りでた作品となりました。
~~~
鑑賞記:金子と髷と、そして・・・
最近、よく総武線が止まる。車内放送を聞いてこころの中で呟く。『またか・・』
『なぜ、通勤時間帯にやるのだろう?』
自分の家でつり下がらずに、飛び込む理由は、もちろん
「それが楽だから」ではない。
・・・映画の話だったね。
1.サラリーマンは、メシも喰うけど高ローン
共に生きて、食う。寝る。遊ぶ
を万感の幸せとしていた時代は過ぎ、私たちは今に至りました。
『ある時代の終わりとは、このようなものなのか?』
だれでもそう実感できる時を迎えています。
2.人以上で食べたほうが美味いのは、江戸時代も今も同じ
ときどきふと思うことがある。
現代の女性と、一昔前のおんなと、
どちらが「幸せ」なのだろう?
・・・「城」の中にいようと、「外」にいようとも苦しみはさほどは変わらないが
苦しみを和らげてくれる存在があるものとないものとでは歴然した差が生まれる。
3.ヒトは、親になって初めて「人」になる
心底から『人に成りたい』
と思った。
~~~~~
・・・電車がゆっくと動き始めた。そして思う。
『亡くなった方がこの街に来ることがなかったら、この電車は止まることはなかったんじゃないか?』
と。
三池監督。一命、忘れえぬ作品となりました。
(校了
コメント 0