【2011-20th】コクリコ坂から:★★★★ [映画(か]
鑑賞記:力強き「普通の人々」
だからまずは云っておきたい。
15秒と数秒間。駿さん自身のことばがある。それを探すのがまずこの映画を鑑賞する一興だろう。
それは、脚本家のささやかなる特権である。
それは、脚本家のささやかなる特権である。
・・・それでは、取材と執筆を開始します。
1.「家」とは本来、数世代の人間が重なって使うもの
(校正中)
2.少年少女帰宅部たちへの「誘い」
部活動とは
<少年少女が初めて直面する大人遊び>である
ーー 朱色会 ーー
「早く大人に成りたい」「憧れる大人たちに自分を近づけたい」
・・・それはやってみれば<いかに自分ができない存在なのか>の
確認の場だった。。今思い返すと。
確認の場だった。。今思い返すと。
その時にしか感じられない感情とは存在する(きっぱり
その感性のなかで、経験しておくことがその場所には在る。
諸君。帰宅部たちに<与えられるもの>は、
そのときの大人たちが出来上げたものをただ呑み込むだけの作業
なのだ。
そのときの大人たちが出来上げたものをただ呑み込むだけの作業
なのだ。
・・・と、この作品は訴えているように聴こえる。
閑話休題。生真面目るな事柄を書いたが、山岳部の連中が男女一人ずつ
この作品に「出演」しておりこれはまいった(笑
この作品に「出演」しておりこれはまいった(笑
(本日、その二人は富士山登山中である)
手前味噌な内輪ウケで申し訳ない。
3.<ムリなつま先立ち>をやめた「ギブリ」
踵(かかと)をしっかりと地につけた絵を堪能できる。
「(親父さん抜きで)いま私たちができることをしっかり演りました」
「(親父さん抜きで)いま私たちができることをしっかり演りました」
それは、今までのジブリとの決別とも取れる。昔のファンは、冒険活劇を求め、一抹の寂しさを感じるだろうが、
・・・私は評価したい。
他の方のイケン。
他の方のイケン。
いまはその時ではないと決めたのだろう。
『いのちがつづいていくことが、たいせつなんだ。』
・・・・それではまた5年後に。
(告白)吾朗ちゃん・・・君は、私と同じだ。
校了
凄い映画ですよ。
ただ凄い部分がちょっと要深読みというか、マニアック。
これを何を言いたいのかわからない、とか素人なら兎も角映画ジャーナリズムが言っちゃう国だから、賛否両論になるのは止むを得ないかも。
by ノラネコ (2011-07-25 22:50)
まっすぐに作りこまれた良品やと思います。
いわゆるジブリ映画(大衆から見た)とは異なりますが
地に足をつけたしっかりとした
作品と受け止めて劇場を後にしました。
駿さんは、アニメの神様お墨付きの存在。それに近づくのは「普通の人」はムリです。作中の等身大の人間像はそのまま、ジブリで働くひとびとに投影されていると感じました。
by 朱色会 (2011-07-28 01:18)