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ら)落下の王国【原題: THE FALL】/★★★★★//☆ [映画(ら]

鑑賞記:<ぼくの落下>を笑ってくれて「ありがとう」

この映画、

「ニューシネマパラダイス」級である。
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 Q。 この記事を読んでいる貴方も、「落ちた」ことがあるはず。
映画つまり人の「人生」と<落下>は切り離すことができない。

それはいつやってくるかわからないし、なければないで人生はなだらかな平原を歩くだけとなる
そんな人生を歩んでいるひとなど、この星にはひとりも存在しないのだ

やはり、「この話」が成立するのは、アレクサンドリアの存在。
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わたしにとってのアレクサンドリアは、いつ現れるのか?
いや、それともすでに現れているのに、気がつかないだけなのだろうか?
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・・・それとも。。

以下、無期限の取材に入ります。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/heather/h_review/20080905et12.htm

1.豪華絢爛な映像美

さすがに病院内の話だけでは、「観客」がもたない。それで・・・話のなかに「話」をつくった
やがて、あろうことか、その「話」は話を呑みこんでいく。。

舞台(世界
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衣装(石岡瑛子
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色など、
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「話」を<探検>しなくても、
劇場にいながらにして、118分の世界遺産旅行を楽しめる。
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キャラクターは、勿論世界の象徴。すべての人種から人選。
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「世界旅行をよくする女」ならば存分に楽しめるだろう

2.絵画のような美しい映像を堪能
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~~~~

キャラクターもどなたも光っている。

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落ちるのは不可避として、そのあと己がどうするのか?そして周りがどう対応するのかは
大事なことだし、いつまでも壺の底にいるわけにはいかない。彼は、壺のふちに手をかけて
這い上がっていったね。
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・・・しかし、それは「ひとりだけで」ではない。
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話は<話>の外にでて「現実」へつながる。


今夜は、「映画」を作るためにけがをしたり、命を賭したひとびとの心に思いを馳せよう。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E4%BA%8B%E6%95%85%E6%AD%BB%E3%80%80%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3&ei=UTF-8&fr=moz2&x=wrt

・・・そして読者のみなさん。

読んでくれて
ありがとう
ありがとう
ありがとう(校了

~~~~
おまけ。この音楽メインで使われるのは、覚えている限りにおいて2本目(↓
http://jp.youtube.com/watch?v=kbGVIdA3dx0
http://jp.youtube.com/watch?v=l6Ek0KEd_5U&feature=related


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睦月

こんにちわ。

ある写真家(名前忘れた)が、
「現実の美しさの全てを写真に収めることなんか
絶対に出来ない。だからこそ素晴らしい。」と言っていました。

今はCGで限りなくリアルな世界観を作り上げることは出来ますけれど、
本物が持つ美しさに近づくことはできても、それと同等になることも、
ましてそれを超えることも絶対に不可能なのだなあと・・・・
この映画を観て改めて感じました。

ラストは一人で嗚咽を殺して鑑賞しておりました。
もう一度観に行きたいほどに素晴らしい世界観の作品だったと思います。
by 睦月 (2008-10-27 09:47) 

朱色会

睦月さん。こんばんわ
コメントありがとう。

>ラストは一人で嗚咽を殺して鑑賞しておりました。
わたしもおえつ。もちろん美しい映像は見ごたえありました。
しかし、話も巣晴らしいものでしたね。作者の、映画のスタッフに対する敬愛を深く感じる作品でした。。

また、お会いできる日を楽しみにしています。
by 朱色会 (2008-10-27 19:37) 

ken

映像に関して言うなら、冒頭のモノクロも含めてこれ以上美しい色彩を放った
作品はこれまで観たことがありませんでした。
ストーリーは劇中劇だからこそ赦される展開を、「物語」として受け入れられるか否か。
いずれにしても好みの分かれる作品であると思います。
僕は嫌いじゃありませんw
by ken (2008-10-29 01:55) 

朱色会

kenさんコメントありがとうございます。

ホントに素晴らしい映像美でしたね。その絢爛さに、「話」が霞んでしまった感は否めませんが、ワタシは、そこを目を凝らして覗くのがすきなんですよ。
映画と現実と空想が交錯する。・・どれも、「現実」を写しています。
by 朱色会 (2008-10-29 20:46) 

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