く）クローバーフィールド【原題：CLOVERFIELD】／★★★：朱色会：SSブログ

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【マリン観戦】今日は、こてんぱん。_ロッ..｜う）うた魂（たま）♪：★★★★★//★ ブログトップ

く）クローバーフィールド【原題：CLOVERFIELD】／★★★　[映画（か] [編集]

鑑賞記：アメリカの「不安」

以下、レビュー作成のための長い取材に入る。

スーパーマンは認めても、「ウルトラマンはいない」とするのが
アメリカの意志の根底にある。

http://images.google.co.jp/images?gbv=2&hl=ja&q=CLOVE%EF%BC%B2&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2

↓（ちがう。・・・そうじゃない
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81&ei=UTF-8

私は、・・・の様な映画という部分にさらに映画のタイトルをつける表現がすきじゃない
それは、レビューアの「自己敗北宣言」に等しい。
読者に、・・・を観ていることを前提としているわけで、それはものごとを示す行為としては
非常に足りていないのだ。わかっているようでわかっていない
わかるようでわからない表現のひとつである。

さて、このような映画を観るときは、クリーチャーや戦闘シーンやよくできた特撮に眼が行きがちになる。
また、大音響やフラッシュや手ブレに観客は翻弄される。・・・しかしそれはすべて
この本編の主題を隠すためのものである。

この映画のタイトルをもう一度確認してみよう。

CLOVERFIELD。

＜三つ葉の役者＞しかでてこない意味は・・・ある。

序）マンハッタンという「箱庭（船）」

アメリカンの関心事はもちろんその自国内の修復不可能と思われる経済の再建にあるが
そして・・もうひとつが

『なぜ、我々はこうまで忌み嫌われるのか？』

の＜自問without自答＞

それは、初めてメインランドに攻撃を受けた日に生まれ、解決していない問いのひとつなのだ

始めて火の手が上がったときの映像・・・あの火の手と同じものを
今、このブログを読んでいる貴方は、かつて見たことがあるはず、そして
それがなんだったのか？思い出せるはず。。。

http://www.beam-up.net/index/peace/index2.html
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E3%83%90%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E7%A9%BA%E7%88%86&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2&gbv=2

１．円谷プロ的日本観を180度否定するリアリズム

「ジュアっ！」

この擬音。。。を聞いたとき、日本のすべての男の子をやったことがあるものはあるものを
思い出す。

だが、よく考えてみる必要はある。

もしも現実に、
ゴジラが現れたとき、ウルトラマンは現れるだろうか？
モスラが現れたとき、ゴジラは戦ってくれるのであろうか？現実には・・・・

「んなわけないッ」

現実にはこの映画のようになる。
http://jp.youtube.com/watch?v=YehSeAMpKps

円谷セットを思い出してほしい。
怪獣・ウルトラマン・特撮セット・・・なにかが足りない。

かつてある漫画家がパロディで、ゴジラが現れたとき、満員電車に取り残されたもの
たちに火炎をあびせ、乗客をたたみいわしにしてぽりぽりと食べるというくだりを思い出した
この映画を観て。

現実には本編にあるとおり、ウルトラマンはでてこない
人は逃げまどい・・その暇（いとま）を得るため軍人が盾となる

わたしたちは幼少のときより、ウルトラマンが平和を守ってくれると信じている
つまり、これはなにを刷り込まれているかというと・・・

「自分は戦わないけれど、誰かが自分を守ってくれる」

というおかしな（非論理的な）呪縛を抱えて離さないとうことなのだ。
まったく。。。

そして、もちろん。私たちは＜ウルトラマン＞を現実に雇っているのです。

２．遺されたテープの意味

わたしたち観客は、ずっと遺されたビデオテープを観ている。
ところで、あのテープは怪獣が暴れまわるシーンが上書きされ、残されたところどころの部分に
恋人たちの模様が映されている。。あのテープは意味するところは興味深い。

現在：＜怪獣＞の傍若無人のあばれまくりと人びとの死
過去：恋人たちの平安な日々

という時系列（今とむかし）を表しているように見えるが、実は

＜同じときの中で＞ある場所では＜怪獣＞が暴れ回り、ある場所では＜怪獣＞がいないとう
現在（私たちの世界）を表しているのではないか？

私が、牛丼をかっ込むその瞬間に、ある人が地雷を踏んでなくなる。
貴方が、誰かとキスをした刹那に、ある人が銃弾に倒れているのだ。

この不条理。

・・・嗚呼

同時進行するテープのなかで、このような事態が進行しているこの世界
この映画はＳＦでも怪獣映画でもなんでもない

＜この世＞の風刺映画なのである。
・・・もうお分かりだろう。
＜怪獣＞とは「戦争」のことである
そして
＜怪獣がいない状態＞が「平和」（上書きされちゃっているけどね・・・ほとんど（泣

３．なんにも知らない「三つ葉」でい続けることの功罪

地球外生命体のことは朱色会もよくは知らないのであるが、この星にも
相容れない概念の対立というものはあり、その際でしばしば＜火の手＞が上がる。

ほとんどの国民は自分が三つ葉であることをやめない。

それは、それが楽であるということであり、
嫌なものは見たくないということであり、
面倒くさくて危険なことにはかかわりたくはない
からなのだ。

こんなことを書くとついつい私はいつものくせで貴方に＜あの質問＞をしてしまうのだが
それは今日はヤメにしておこう。その代わり、あなた自身が

自問＜自答＞してほしいのだ。

『私は、・・・三つ葉のクローバーだろうか？』

私たちがシロツメクサ（名もなき雑草）だったとしても
非常に偽善的なことですが、＜軍隊というのは税金をもって運営されとる集団＞なのです
『戦争ひどいな』
とか
「やっぱり平和がイチバン」
だなんで「イイコぶっていても」いろんな国で起きている戦争に片棒を担ぐ機会はあるということだ
とくに戦時中である本土のアメリカン（と、その同盟国）はそのことをよく考えてみる必要がある
・・・と監督が言っているように観える

アメリカという国が「スーパーマン」を認めるのは
彼の＜姿＞がアメリカ人だからである
ーー　朱色会　ーー

・・・円谷的宇宙人の姿をみとめたならばこうなるだろう。

「あのお・・いいです。自分たちで＜やります＞から。」