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ゆ)夕凪の街 桜の国 [映画(や]

今日は、猛烈な熱波が日本全土を覆ったようである。
・・・暑い夏の日。だれもが思うことがある

『「あの日」の「あのときあの場所」も、この様な天気だったのだろうか?』
汗を拭いながら、お天道様を見上げる。

ピカ。。
http://www.lcv.ne.jp/~mh156325/hiroshima/index.htm
http://www.nhk.or.jp/special/schedule/top2-0208xx.html
http://www5e.biglobe.ne.jp/~genbakue/link_001.html
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/VirtualMuseum_j/visit/art/art00.html#
http://www.hiroshima-spirit.jp/ja/draw/index.html

燦燦と射す日差し以外は、<今>は何も起きない。

鑑賞記:「幸せになるケンリと、そして【義務】」

 最近は、汗対策のため、タオル&着替えのため、バックに
タンクトップを常時携行している。

映画が終幕したとき、そのタンクトップは使い物にならなくなっていた。
・・・涙腺がどうにかなってしまった。
涙と鼻汁(ハナ)で絞れるほどだ
到底着れないし、バックに戻すこともできない。
手に携え、劇場をでることとなった。

…私は、戦争体験者ではない。
しかし、まるで目の当たりにしたごとく演者の感情が
そして、その当時の人間の感情が私の中になだれ込んでくる

・・・これは、多分、私が「日本人」だからなのだ。

 ゲンバク・・
もはや、戦争は「センソウ」に
原爆も「ゲンバク」になりつつある。
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%82%A6&fr=msie7&ei=UTF-8

いつか、そう遠い将来でない未来において
原爆に出遭った人間が、この地球から消えるときが、確実にくるのである
原爆を思うときこの国の人間は、憎しみよりも哀しみが凌駕する

鎮魂のおもい。やすらかなれと「あの日」からずっと残されたものは
そうしてきた。

・・・だが、消えないものもある。忘れてはならないものはある
「幸せ」を自分からもとめることができなかった女たちがいた。

広島(と、長崎)は、復興した。それは何故か?
(この文を書くかどうか真剣に悩みましたど、・・・口にします。
<火傷>を負った男、<火傷>を負った女 もしくはその両方が
その傷を越えて抱き合い、愛し合った結果なのだ。

翻って現代だが、そのほとんどが是とすることをあらためて口にする

「ちゅうくらいの春が永遠と続く世の中」
幸せがなんなのかよくわからない。

彼女たちは、まるでタイムカプセルに乗るように東京から、ヒロシマへ
そしてまた戻ってきた。何かを掴んで。

わたしたちが引き継ぎ、そしてつぎのひとびとにわたすものは命の連鎖のほかにもある

Q。幸せになりたいですか?

えっ?その『方法』がわからなくて困っている?この作品をごらんください。
演者たちがわかりやすく演じています。

ヒント1.貴方が生まれるために必要だったもの。

ヒント2.貴方が生きていくために必要なもの。

「それ」を他人(人)にすること。

・・・それしかない。


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おたっきー

朱色会さん(さまではありません・笑)、「夕凪の街 桜の国」御鑑賞いただいたのですね。ありがとうございます!!

佐々部監督を応援し、この映画も推しているおたっきーとしては、いつも共感大な記事をアップされる朱色会さんがこの映画をご覧になり、またまた素晴らしいレビューをされていることが、とってもうれしいです!

『広島(と、長崎)は、復興した。それは何故か?』
『<火傷>を負った男、<火傷>を負った女 もしくはその両方が
その傷を越えて抱き合い、愛し合った結果なのだ。』

勇気のあるお言葉です。

でもここに、この映画の本質があると思います。そうなんですよね。凄まじいまでの傷を越えて、愛し合って命を繋いで行ったからこそ、広島と長崎は復興し、原爆という悲劇があっても、今も多くの人が生きている。

そしてそれは、私たち日本人全体が背負い、乗り越えていく「傷」でもある。また私たちもまた、いろいろな傷を乗り越えた誰かの子どもとして命を受け継いでいる-この映画はさんなことを思い起こさせてくれます。

『幸せになりたいですか?』

『えっ?その「方法」がわからなくて困っている?この作品をごらんください。演者たちがわかりやすく演じています。』

この視点は、この映画を4度見て、分かったつもりでいた僕にとっても、衝撃でした。主色会さん、ありがとう!
by おたっきー (2007-08-12 18:01) 

朱色会

私こそ、おたっきーさんのコメントに感銘を覚えましたよ。

この映画は非常にいろいろなものが盛り込まれています。その根底には、監督の「願い」がこめられています。

一言でいって「慈愛のこころ」。。となるんでしょうか?

怒り、憎しみの炎を、鎮魂と愛に変えたあの地のひとびと。だからこそ、あの街は、再生を果たしたのでしょう(泣

わたしたちが守るべきそして継承するべきものはおそらくはひとつです。この映画は、そのことを強く私たち受け手に語りかけています。慈しみのこころ。(さ)んなことを受け取りました。

・・・是非、多くの方にご覧いただければと思っています。。
コメントありがとうございました。
by 朱色会 (2007-08-12 21:17) 

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