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【総括】龍馬伝 [ドラマ]

2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の最終回が放映された。
龍馬伝を、最終回を中心に総括する。

「みなさん(病棟の入院患者さん)、ほぼ全員龍馬伝観てますよ。」

と、深夜回診の看護師さんが教えてくれた。私は振り向いて、応えた。
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「ああ、今日、最終回なんですよ。」

・・・ごめん。ちょっと執筆中断します。それまでこちらをどうぞ。

~~~~
まずは苦言(諌言)から。(以下、↓の都合で仕掛りです。。
ソネブロいつものアレ.jpg
クローリングかなんか知らんが、有料コンテンツユーザを
 苦労人にしちゃいかんぜよッ!)←誰か座布団ください(笑

1.『優良(有料)コンテンツとは何か?』と、いふこと

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昨今制作された<TVドラマで、壁に映すだけで映画となりうる作品>は
「龍馬伝」以外は足りえない。ただし付きではあるが。


NHKは、視聴者を「ご契約者」と呼ぶ。つまり、TVのある世帯は
NHKと契約を交わし、有料にてその優秀なるコンテンツを
楽しむことができるのだ。それが、他の民放との根本的な違いである。
ただではない」のである。

有料なコンテンツの代表として、劇場映画がある。本編上映中は
その世界感を壊し、現実に戻すようなCMが入ることはない。
観客は映画の世界に埋没し、その世界にてひとときの夢を観る。
もしもCMやその他のテロップが入ったならば、その夢は壊れ、
2度と修復はされないという「ただごとではない」事態となるのだ!

CM(広告料)は、民間放送の作品制作・管理の原資である。
よって民放についてはCMが差し込まれることを否定できないし、
そのタイミングは、放送局に委ねられている。テロップも同様である。
翻ってNHKについては
受信料を支払う我々は、映画のようにNHKのコンテンツを楽しむ
権利を有する(きっぱり

CMの節でも書いたことを繰り返し解説した。
NHKは、そういう意味でも、<契約者>に出来上がった素晴らしい作品を
どのように提供をするかということに、
民放よりもさらに、こころを配らなければならないのである。
受信料は、けっして安くはない。実のところ私自身は
ものすごく高いとおもっている。しかし、提供される作品の品質の
高さはなるほどと納得させられる出来栄えであることが多い。
よって契約者として、その楽しみは継続したいと考えている。


という諺があるが、残念ながら、本シリーズはその逆をやってしまった。
今後の課題として頂きたい。
冒頭から苦言を呈したが、いいところも書いておく。

2.演技者たちの演技発揮力と、映画レベルの舞台装置(道具類)の細やかさ

北野ブルー行定オレンジを代表とする映画論的カラーが採用されている
ことの本シリーズの特色だ。

本作品については2色を基調としてた色使いとなっている。龍馬伝は
緑と橙を基調としている。これは旧来とこれからの時代、
或いは人間の自由とそれを阻む物の対比を表している。

HD放送品質にいち早く対応した最初の作品となるべく、
前人未踏のハイレベル品質なセットが組まれた。
またそれに対応すべくメイクおよび衣装の品質もレベルアップしている。

「もはや映画、いや映画の一部を超えたものを目指す」

をスローガンとし、そのレベルの画作りは成功している。
かつて、HD放送黎明期は、時代劇の鬘のネットが映ってしまうなど
技術に、作品が追いついていなかったが、今はそのようなことはない。
絵作りについては情報量がやや多すぎるかなとは思う時も
あるが、一定のレベルに達している。

・・・・そして俳優陣。正直、最初は
香川さん弥太郎はいいとしても、福山の龍馬なんかムリムリ。』

と、思っていたわけだが、福山は「自分なりの龍馬」を作り上げ
それを表現できるに至った。さすがは畑が違っても表現者はちがうぜよ(←?
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3.唐突感が否めない最終回切り上げストーリー

龍馬が、一般の歴史上の人物として取り上げられるようになったのは実は(略)
それから、彼は織田信長と肩を並べる歴史上の人物として踊り出ることとなった。

昨日、放映が終了した本作品であるが、もちろん出演者たちの撮りが
クランクアップしたのは一昨日ではない。

・・・(大人の事情なのか)・・・(まるで打ち切りになった
少年ジャンプ連載漫画が突如として今回で最終回と告知されたような)・・このあたりは結論がでてからにします。
おそらくは、他のドラマと被らないようにするためだろう。

~~~~
↓(暗殺シーンの竜馬役を熱演する福山雅治さん(この大河ドラマ最大のクライマックスシーン。台無し。
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P.S まァなんだな。美味いステーキを食べている最中に、
 「どうせ腹に入ればいっしょでしょ」と言われて
  デザートのアイスを、客として食べている肉の上にぶっかけられた感じだ。
  TPOを熟慮した放映構成を強く望むものである。
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テロップの件の興味深いブログ記事その1

・テロップの件以外にもなるほどと感銘したブログ記事その2

・龍馬伝テロップ写真集ブログ記事その3

NHKやっちゃったねブログ記事その4。シンプルで良い。

・納得性の高い<理由>について言及しているブログ記事その5
 と、そして同様な分析ブログ記事その6
(朱色会も同一意見である。)

「…いかん!」のはNHKじゃと結論づけたブログ記事その7
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龍馬暗殺の謎に関するブログ記事その8
 「現在の日本の政治より幕末の政治が、みな好きなのネ
・・・そのとおりです。

・テロップはさておいて内容についての評価ブログ記事その9
 的を得てます。

・オンデマンドサービスや、デジタル放送の技術をもってすれば苦情の起きない
 放送が可能なことを指摘するブログ記事その10

・今の世の閉塞感に、龍馬のような人物を求めている民衆(視聴者)が
 「ちょっと小粒な話」という表現がいい。
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・龍馬の総括と、来年の大河を憂慮するブログその12

ネコさんも同様なイケンのようです。(出演猫もいたしね)ブログその13

・字幕テロギャラリー(某掲示板抜粋ブログ)その14

・同じく某掲示板抜粋ブログその15
 初見の感動は二度と帰ってこない

・ハイエナってああた・・・ハイエナに失礼でしょ(笑)ブログその16

・まァこれからもおもろい記事でてくるでしょうが、このテロップ地獄でいったん締めます。(17)

(説教はまだまだつづくよ。

うまい!「きんこん土佐日記」:高知新聞



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