【2009-17h】ホノカアボーイ:★★★★ [映画(は]
鑑賞記:本来のヒトの「歩く」速度
いつから、『競歩』をしていることに気がつかなくなったのだろうか?
この街にいるとそれすら気がつかなくなる。
せかせか
せかせか
せかせか
・・・「足」が痛くなっても、だれもその歩みを緩めようとはしない
だれもが、自分が『競歩』をしていることに気がつかないのだ
『ナニヲ、ソンナニイソイデイルノ?』
1.風が舞う島
常にスクリーンに風があたっている。風がこちらに吹いている
錯覚をおこす。
島にくるおんなたち/島に棲む女たち
「カワリ」を入れるのではなく、「そのひとが治るのを待つ」映画館。
2.出演者
最近の若者(と、いうと自分がジジィになったようで心苦しくなるけれど・・・
は昔ほど人間の欲【グリード】の上に立っていないように感じる
岡田将生は、その代表だろう。ダルビッシュ有が俳優をやれば
こんな感じになるのではないか?
そして、なんといっても倍賞千恵子さん。
「この域」に到達する女優は数少ない。
3.速く走れば走るほど、『周り』は<見えなく>なる
・・・そうだった。島の人間たちの生活が
<本来の人間の生きる速度>
なのではないか?
あの速度で生きていた時間が自分のなかに還る。
もう、取り戻せないような昔のことだ。
確かに、あの中にいたのに。。
・・・おわかりだろうか?
この映画には、<「ある世代」がごっそり出演していない>のだ。
この映画は、「そういうこと」を気がつかせてくれる。
映画を見ていた
というより、
風巻く草原の上にねっころがり、流れる雲を眺めて
いたような感覚にとらわれる。
・・・「ホノカアボーイ」とは、わたしにとってそういう映画です。
ご覧になる方は、<ココロのクロック数>を落として
映画に身を委ねてください。
・・でないとこの作品を楽しめないだろう。
朱色会は、gwに、八丈島にいってきます。
彼らの吸っている空気(時間)を、分けてもらいに。
・・・結局は、<「島にくるおとこ」を演ってしまう>かもしれないが・・・
P.S 「ホノカワ」じゃないよ。(↓
http://blog-search.yahoo.co.jp/search?fr=snmsie7&ei=UTF-8&p=%E3%83%9B%E3%83%8E%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4
ベスト・レビュー(音あり
http://blogs.yahoo.co.jp/mariyamania/57307671.html
・・・正しい人生というものはない
ただし、正しくない人生を定義できない人間は少ない
ーー 朱色会 ーー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B6%E6%AD%A9
2009.3.14 朱色会
ご訪問ありがとうございます
by やまがたん (2009-03-16 23:55)
一番最初の右端の女性に目がいっちゃいました^^
by やまがたん (2009-03-18 20:44)
やまがたんさん。コメントありがとうございます。
いつも楽しく拝見させていただいております。
私は実は「秋田育ち」でしてふるさとに近い貴記事を楽しみにしております。
右側の女性に・・
長谷川潤さんですね。
http://www.hasegawa-jun.com/p/index.html
溌剌な演技が、印象的でした。あと、おしりも。。いい
by 朱色会 (2009-03-18 22:03)