し)シッコ【SiCKO】 [映画(さ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%B3
http://sicko.gyao.jp/
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/18624/
http://movie.nifty.com/present/sicko/index.htm
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10936/index.html
鑑賞記:「医療とカネ」
http://www.michaelmoore.com/words/message/index.php?messageDate=2007-05-23
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「自由(じゆう)の国。アメリカ」
『(患者が)治りたいという自由。(医者が)患者を治したいという自由はどこに?』
「現実」の虚しさに、涙したのはいつの頃だったろうか?しかし。。
告。<アメリカの現実>は、けっして「対岸の火事」ではない。
かたちを変えて、<それ>はこの星の(どこにでも)巣食っているのである
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http://search.yahoo.co.jp/search?p=%A5%B7%A5%C3%A5%B3%A1%A1%C2%D0%B4%DF%A4%CE%B2%D0%BB%F6&fr=ush-jp_movies
http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tymv/id327926/
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医者がこの世にあるのは、人間が医者を志したからである
そしてほとんどの志人は
『カネを稼ぐどォ~~~ッ!』という志とは異なるところから医者になると信じたい
『病気・怪我により苦しんでいる人を助けたい』
という思いを実行したいという情熱が、そこに向かわせる。ある一部を除いて。
翻って患者だが、そこに『意志』はない。
風邪引きたいなぁ・・・
とか
ガンになりたいなぁ・・・
とか
交通事故にあってみたいなぁ
とか
指を切断してみたいなぁ・・・
とかないのである。これもある一部を除いて。。
…なんとなれば<病>とは通り雨のようなものだ
お金持ちだろうが、有名だろうが、偉かろうが、はたまた
年をとっていようがいまいが 『それは必ず降ってきて、誰かの肩にかかるのである』
しかるに
・教育
・医療
・治安(裁判)
はとくに社会性が高い機能であるといえるだろう。
貧乏だから、教育を受けれない、治療してもらえないという事態の発生は
その国民をやっている帰属員ならば『恥』と思わねばならない
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劇中にてでてくる『自由主義』というものに補足説明をすると
ここに出てくる自由とは競争をするという自由である。
競争は勝敗を決める。
社会的な機能に自由主義(市場主義・成果主義)といれるということが
かの国に行き過ぎたひずみを与えている。
それが、この映画の骨子である。
わたしもその意には賛同する。反対意見も多いことを知っている
『腕のいい医者』と『ヤブ医者』が同じ値札でいいのか
「離島」と「都会」では対応数が異なる
などである。
よい成果を果たすものが、残り、そうでないものがはじかれる(Looserとなる
機能を社会主義的なものが阻害するというイケンだ。
だが、それはちょっと話がちがう。そもそも、それは評価の話であり
ヤブ医者やトンデモ先生のところにユーザがいかねばよいだけのことだ
廃業させる手順がないのがいかんのだ
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この映画を観て思うのは
幸せな医師は、人を治療するという本来の願いを全うしており
幸せな患者とは、自分が受けた医療を受けることを阻害されていないということだろう
それがわかるシーンがある。
おおと思うシーンもいくつかあった。
SOSという団体
患者が発生すると、患者を搬送するのではなく、医師が現場に急行する
日本の状況からすると異なこととおもうが、実はこれがまっとうな状態なのではないだろうか?
救急患者は、健常な状態にあるわけではないにもかかわらず
(どっかと座してまつ医師)のもとにいかねばならない
どちらが健康なのだろうか?本来は、医師がすっとんでいくべきことである。
ほかにもさすがわムーアといえる着目点があるので、劇場でごらんあれ。
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アメリカ
フランス
イギリス
キューバ
カナダ
などの世界の医療の状況が取材されている
日本についての取材はない
そしてそれは、「その必要」がないからなのだろう。
日本車については少々言及がある。それだけだ(笑
評価:満点
ムーアさん。あんたすごいな。いろいろな意味で。
そしてアメリカの救いとしては、ムーアの作品をわれわれが見れるということだろう。
そこに一縷の望みがあるように思う。
日本では、ムーアが生まれるか?生まれざるや?
(ちょっと書きなぐりっぽいけど、校了します20:33
追伸。(今回パンフを買ってみたが、イマサンだった。オフィシャルサイトを熟読した方は、購入の必要はない。700円もとる内容ではない(きっぱり。
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http://www.gyao.jp/cinema/sicko/
映画をごらんになるだけでなく、コチラもご覧ください
http://search.yahoo.co.jp/search?&p=%E5%8C%BB%E5%B1%80%E3%80%80%E5%95%8F%E9%A1%8C&fr=msie7&ei=utf-8
http://search.yahoo.co.jp/search?&p=%E8%96%AC%E5%AE%B3&fr=msie7&ei=utf-8
こんにちわ。
ドキュメンタリーに分類される作品を観るときは、出来るだけ冷静に
第三者的に観るよう心がけています。
ムーア作品は、ムーアにとって都合のいいポジティブな部分だけを
拾って描いているという印象を受けます。
この作品をドキュメンタリーというのなら意図的なものを感じすぎるし、
エンターテインメントというのなら辛辣しぎるような気がする。
彼の作品は、マイケル・ムーアという一つのジャンルなのかもしれません。
この作品の内容から影響を受けるというスタンスではなく、
その題材に対する意識を高めたり、考え方を改めたりという程度で
鑑賞するのが一番かなあとも思いました。
でも、良く出来た意義ある1作だったと思います。
by 睦月 (2007-08-28 16:29)
そのとおり。睦月さん。
こんばんわ。
問題を問うときあたりまえのように表現しても、ほとんどの観客は振りむいてくれません。表現者たちはそのためかなりカブくことになります。ムーアのような表現手法は、異端なようで、案外と正攻法なのです。
演出のなかにも、彼のいいたいことはよく伝わってきます。
睦月さんのいわれるとおり、この映画を観てこの問題について考えるきっかけになれば、作品をつくった方々の苦労はむくわれるんやな
・・・と感じました。
by 朱色会 (2007-08-30 04:47)
日本は多分、アメリカとフランスの中間・・・で、どっちかというとアメリカになりつつある様な気がします。
私はアメリカから日本に帰国して5年ですが、確実に患者負担は増えていますよね。
国民の生命に関する部門に関しては、社会主義で良いと思いますが、日本の政治家もアメリカナイズされている方が増えている様で・・・・
日本の未来予想図だと考えると、ホラーな一作でした。
by ノラネコ (2007-08-31 22:57)
「社会をどのように構築していくか?」
ということの優先順位を誤ると、アメリカのような国ができてしまいます。もちろん「勝ち組」を目指し、たどり着いた者にとっては、いい国であることは疑いようもありませんが。。
しかし、「人」が「人」を治していく
という行為は
「人」が「人」として生きていく
ということと同義であり、道義であると思うのです。
・・日本「人」は<どこに>向かうのでしょうか?
by 朱色会 (2007-09-01 10:11)